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Technics(テクニクス) SP-10 SP-10mk2 SP-10mk3 修理・レストア専門ショップ

DENON (デノン) DP-80 修理・オーバーホール S:160229


DENON (デノン) DP-80の修理にてお預かりしました。

症状
・高速回転

所見
・各電子部品劣化

処置
・モータードライブ回路基板 MPコンデンサ、スイッチ以外の部品全数交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  トランジスタ全数交換
  リレー交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  トランジスタ全数交換
  電源用3端子レギュレータ交換
  金属皮膜抵抗器全数交換
  フォトカプラ全数交換
  スパークキラー全数交換
  ヒューズ交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整
  機械調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

生産後、約40年が経過している製品です。
何もメンテナンスを行っていない場合、普通に動作する製品は殆ど無いでしょう。
通常のオーバーホールを実施し、DDモーターの駆動回路はMPコンデンサとスイッチ、コネクタを除いて全部品を交換しています。
DENON製のDDプレーヤー・ターンテーブルは、モーター駆動回路の部品劣化が目立ちます。AC100VをスイッチングしてACモーターを回していますので、電子部品の寿命が短くなるのでしょうか?耐圧はきちんと考えられていますので、その可能性はかなり低いと思いますが・・・・・
パワートランジスタのhfeは半分~1/3になっていますし、ダイオードのVFは1.5V~2V程度まで悪化していました。
小信号トランジスタの2SC458の特性劣化は有名ですが、それ以外の半導体も劣化が進んでいます。
機構系は、クリーニングと注油によって問題無く動作しています。この製品だけでは無く、DENON製、Technics製等の国産のプレーヤーは、機械加工精度が良いのでしょう。機構部でトラブルが発生する事は殆ど有りません。ただ、機械を理解しないでメンテナンスを実施されている製品は別ですが・・・

今回のメンテナンスを実施する事で正常に動作するようになり、この製品の性能が蘇っています。
今後長期間、安定して動作すると思います。

当店ではDENON DPシリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、DPシリーズが故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DA3217F008D


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・ピッチコントロール動作しない

所見
・ピッチコントロールIC不具合発生
・各電子部品劣化
・スピンドル先端傷有り

処置
・ピッチコントロールIC交換
・本体アース端子交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  無極性電解コンデンサ全数交換、1部フィルムコンデンサに変更
  高分子電解コンデンサ全数フィルムコンデンサに変更
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  電源用3端子レギュレータ全数交換
  リレー全数交換(PHOTO MOS リレー使用)
  制御回路用清流ダイオードブリッジ交換
  回路基板ジャンパー線全数交換
  ヒューズ回路基板ラッピング端子表面酸化の為、半田付け端子に変更
  各操作スイッチ全数交換
  ヒューズ全数交換
  3端子レギュレータ交換によるコンデンサ容量変更及び追加
  ストロボ・ブレーキソレノイド用電源トランジスタ交換、移設
  スピンドル先端研磨
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整
  機械調整
  24時間以上のエージング後、動作チェック

ピッチコントロール用ICの不具合にて、操作スイッチを押しても全く操作を受け付けていませんでした。
ピッチコントロールICを交換しています。

ヒューズ回路基板の配線はラッピング法で行われています。
今回の製品は半田が流し込まれていましたが、完全に半田が乗っておらず、配線を動かすと若干ですが接続部が動きます。
ラッピングポストの表面が酸化し、半田が乗りにくくなっています。
当店でもこの部分に半田を流していましたが、ポストの酸化で半田が乗らず、表面を磨いていましたが、時間がかかる割には綺麗に半田が乗らない事が多くなってきました。
このラッピングポストを半田付け用のポストに交換し、配線を確実に半田付け出来るようにしています。

スピンドルの先端に傷が入り、軸受を損傷する可能性が有りましたので、研磨を行っています。

回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DA3202F005


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・ピッチコントロール動作しない

所見
・ピッチコントロールIC不具合発生
・各電子部品劣化
・スピンドル先端摩耗
・機械ブレーキバンド外れ

処置
・ピッチコントロールIC交換
・機械ブレーキバンドフェルトクリーニング、再接着
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  無極性電解コンデンサ全数交換、1部フィルムコンデンサに変更
  高分子電解コンデンサ全数フィルムコンデンサに変更
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  電源用3端子レギュレータ全数交換
  リレー全数交換(PHOTO MOS リレー使用)
  制御回路用清流ダイオードブリッジ交換
  回路基板ジャンパー線全数交換
  ヒューズ回路基板ラッピング端子表面酸化の為、半田付け端子に変更
  各操作スイッチ全数交換
  ヒューズ全数交換
  3端子レギュレータ交換によるコンデンサ容量変更及び追加
  ストロボ・ブレーキソレノイド用電源トランジスタ交換、移設
  スピンドル先端研磨
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整
  機械調整
  24時間以上のエージング後、動作チェック

ピッチコントロールの操作を受け付けない状況でした。
ピッチコントロールICに不具合が発生していましたので、交換しています。

スピンドルの先端に傷が入っていて、軸受に悪影響を与えていましたので、先端を研磨し、傷を取り除いています。
軸受は少し摩耗していましたが、使用上問題は有りませんので、交換は行っていません。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk2A 修理・オーバーホール S:DA3308A008


Technics (テクニクス) SP-10mk2Aの修理にてお預かりしました。

症状
・回転時何かが擦れる音発生

所見
・機械ブレーキバンドとモーターローターとの接触

処置
・ジャンパー線全数交換
・酸化金属皮膜抵抗器4本交換
・トランジスタ7個交換
・ダイオード4個交換
・3端子レギュレータにコンデンサ3個裏付け追加(0.33μF)
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサを全数フィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサを1部フィルムコンデンサに交換
  電源用3端子レギュレータ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  リレー全数交換(電子リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機械調整
  電気調整
  48時間以上のエージング後、動作確認

機械ブレーキとモーターのローターが常時接触し、異音が発生していました。
この症状は、SP-10mk2Aでは良く有る症例です。
機械ブレーキのバンドにフェルトが張り付けられていますが、SP-10mk2と比べて少し厚みが増えています。
その上、バンドの裏側には、薄いフェルトが貼られています。
ブレーキバンドのガイドとローターの隙間にブレーキバンドが入りますが、この隙間とブレーキバンドの厚みがほぼ同じ状態になっています。その為、回転中で機械ブレーキが動作していない状態でも、ブレーキバンドとローターが接触して、異音が出る様になります。
薄いフェルトを剥がして接着剤を綺麗に除去し、ブレーキバンドの調整を行う事で接触を回避しています。

電源ラインに用いる酸化皮膜抵抗器の温度特性が著しく悪くなっている物が有りましたので、該当部品を新品に交換しています。また、OPアンプICの出力のノイズが多くなっていましたので、該当ICを2個交換しています。

当店では、回路基板のメンテナンスの仕上げに防湿コーティングを施しています。
今回は、これが問題を起こしてしまいました。
回路基板上の部品交換を行い、半田の全除去・再半田付けを実施して基板のクリーニングを行います。
その後、仮組み立てを行って動作チェックと仮調整を行い、問題無く動作することを確認します。
今回から電源の3端子レギュレータを交換していますが、新しい部品を取り付けると軽度の発振を起こしました。入出力のコンデンサの値が適合していない為の症状です。通常でしたら定数変更や部品追加の処置は行わないのですが、今回は別です。
入力側に0.33μFのフィルムコンデンサを追加し、出力側を0.1μFから0.22μFに変更しています。この処置で発信が止まりました。
正常動作する事を確認し、防湿コーティングを実施します。
1日開けて防湿コーティング液が乾燥した後、再組立てを行って調整を行います。
この時に、問題が発生しました。
15分程度エージングを行うと、回転ムラが異常に増え、回転時に振動が発生します。
トラブルシューティングの開始です。
経験上、ジャンパー線の導通を確認します。コーティングを施していますので、通常のテスター棒では導通確認が出来ませんので、製品のチェッカーに使用される先端が尖っているチェック棒を用いてチェックします。
すると、10箇所程度で数Ω~1kΩ程度の抵抗値を持ったジャンパー線が見つかりました。
念の為、全てのジャンパー線を交換して動作チェックを行いますが、完全に治っていません。
結局、トランジスタ7個、ダイオード4個を交換して完治しました。

最近、この様な事例が多くなっていますので、今後、ジャンパー線は全数交換を実施します。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk2 オーバーホール S:DA6413A031


Technics (テクニクス) SP-10mk2のオーバーホールにてお預かりしました。

所見
・FGコイル出力電圧低い(0.9V)
・電源ユニット接続XLRコネクタ腐食
・ストロボランプ点灯せず

処置
・FGコイルユニット磁石再着磁
・FGコイル巻き直し
・コントロール回路基板FET4個交換
・ストロボランプ交換
・電源ユニットXLRコネクタ交換(オス・メス共
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  中継回路基板裏付け抵抗器追加(3個)
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  機械調整
  電気調整
  48時間以上のエージング後、動作確認

今後、長期間安定してご使用になられたいとの事で、オーバーホールを実施させて頂きました。

作業前チェックにて、回転ムラ(0.08%程度)と微振動が確認されました。
回転ムラの製品規格が0.025%ですので、規格外になっています。
原因は、各電子部品の劣化とFGコイル出力の低下でした。
FGコイルの出力は、測定点にて1.6V以上が通常ですが、本製品は0.9Vまで低下していました。
FGコイルユニットにはリング状磁石を使用していますが、この磁石の減磁が原因です。この磁石の簡易再着磁とコイルの巻き直しで規格以上の出力が得られています。

電源ユニットと本体を接続するXLRコネクタに腐食が見られます。
この様な状態です。

コンタクト内部まで腐食していますので、オス・メス共に交換しています。

ネオンランプが点灯していません。
ランプ本体の劣化も有りますが、電源部の電解コンデンサのパンクも確認出来ます。コンデンサのシースも剥がれています。

オーバーホール時に新品と交換しています。

オーバーホール後の回転ムラチェックで、回転ムラが0.04%程度と規格外になっていました。
コントロール回路基板上のFET4個を交換する事で、0.01%以下にまで抑える事が出来ています。

今回の製品は、見た目はストロボランプと電源コネクタ以外は問題が無い様に見えますが、測定を行うとレコードプレーヤーの基本性能である回転ムラ悪化と微振動が発生していました。メンテナンス後は全てクリアしています。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DA3610B007


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・スタートするとプラッタが左右に揺れるだけで、回転しない
・ピッチコントロール動作せず

所見
・ピッチコントロールIC不具合
・スピンドル下部先端傷有り
・各操作スイッチ接触不良発生

処置
・ピッチコントロールIC交換
・スピンドル研磨
・各操作スイッチ全数交換
・ヒューズ回路基板配線用スタッド全数交換
・コントロールユニット トランジスタ6個交換
・本体ダイオード2個交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに全数交換
  無極性電解コンデンサの1部をフィルムコンデンサに交換
  電源回路基板上の調整用半固定抵抗器2個交換
  回転数切り替えリレー電子スイッチに全数交換
  制御用電源回路ダイオードブリッジ交換
  各回路基板はんだ付け全箇所吸い取り、再はんだ付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  電源用3端子レギュレータ全数交換
  ストロボ、ブレーキソレノイド駆動用トランジスタ交換 ヒートシンクに移設
  ヒューズ全数交換
  機構部クリーニング、注油
  機械調整
  電気調整
  48時間以上のエージング後、動作確認

10年程度前に、当店にてオーバーホールを実施させて頂いた製品です。
修理と同時に、お客様のご了解を頂いて、現在のメニューにてオーバーホールを実施させて頂きました。

スピンドルの先端に傷が入っていました。この様な状況です。

今の所、軸受には問題は有りませんが、このままではに影響が出ますので傷を修復しています。
修復後の状況です。

最近、この様な事が続いています。単なる偶然なら良いのですが、酷い時には軸受まで交換しています。オイルが無くなってドライ状態にはなっていません。
この機種は、軸受部分が密閉されていません。微小な埃が入って傷を付けているのでしょう。
プラッタが10kgと重量級で回転トルクも強力な為に、この様な現象が発生しているのかも知れません。早めのチェックが必要かと思います。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール DK2301C150


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・45rpm回転不安定

所見
・回転数切り替えリレー接触不良
・回転時微振動発生(モーター駆動波形異常
・スピンドル下部傷有り、下部軸受異常摩耗

処置
・スピンドル研磨
・スピンドル下部軸受交換
・ドライブ回路基板トランジスタ1個交換、ダイオード1個交換
・電源回路基板トランジスタ1個交換、抵抗器2個交換、ショートジャンパー線1個交換
・コントロール回路基板回路パターン修正(3箇所)
・各操作スイッチ交換(電源スイッチ、本体スタートストップスイッチ除く)
・ヒューズ回路基板配線用スタッド全数交換
・本体トランジスタ3個交換、ダイオード2個交換
・オーバーホール
 電解コンデンサ全数交換
 フィルムコンデンサ全数交換
 高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに全数交換
 無極性電解コンデンサの1部をフィルムコンデンサに交換
 調整用半固定抵抗器全数交換
 回転数切り替えリレー電子スイッチに全数交換
 制御用電源回路ダイオードブリッジ交換
 各回路基板はんだ付け全箇所吸い取り、再はんだ付け
 各回路基板クリーニング、防湿コーティング
 電源用3端子レギュレータ全数交換
 ヒューズ全数交換
 裏付け部品を部品面に移動
 機構部クリーニング、注油
 機械調整
 電気調整
 48時間以上のエージング後、動作確認

回転中にサーボのサンプリング位置が加振にて変動していました。特に45rpm時が酷く、サーボが外れる時も有ります。
サンプリングの時定数を切り替えるリレーに接触不良が発生し、今回の不具合が発生していました。オーバーホール時に電子リレーに交換しています。

モーター駆動波形が歪み、回転時に微振動が発生していました。その様子です。



上から33rpm、45rpm、78rpmです。何れもパルス状のノイズが混入しています。
オーバーホール後の波形です。同じく上から33rpm、45rpm、78rpmです。



何れもパルス状のノイズが激減しています。同時に、回転時の微振動も治まっています。

スピンドルの先端に傷が入り、軸受も表面が荒れて窪みが大きく拡大しています。


このままではスピンドル先端の摩耗が進み、正常な回転が出来なくなる可能性が非常に高い為、スピンドル軸先端の研磨とスピンドル軸受の交換を行っています。
研磨後のスピンドル先端です。

電源回路基板の一部で、抵抗器とジャンパー線に酸化が認められました。

本製品は、以前に他店で電解コンデンサの全数交換が実施されていました。この部分には、チューブラー型の電解コンデンサが実装されていて、これを接着剤で固定されています。その接着剤が金属の酸化を起こします。接着剤を除去された跡が有りますので、この部分まで接着剤が流れていたのでしょう。
ジャンパー線と抵抗器2個を交換しています。

各操作スイッチに接触不良が認められましたので、本体スタート・ストップスイッチ以外のスイッチを全数交換しています。

ヒューズ回路基板の配線には、ラッピング法が使用されています。ラッピングされた配線材に半田が綺麗に流されていましたが、ラッピング用のスタッド表面に酸化膜が発生していて、完全な半田付けになっていません。今回は、ラッピング用スタッドを半田付け用のスタッドに交換し、配線材を半田付けしています。

出荷前に最終チェックとクリーニングを行いますが、今回、このクリーニングで一波乱(?)有りました。
本体をクリーニングする際には、薬剤を含ませた布で噴き上げるのですが、クリーニング前後で表面の色が若干変わりました。
SP-10mk3の本体表面は、艶が有る物と少しつや消しになっている物が混在しています。入荷時には艶消しの状態でしたが、クリーニング後は艶が出ています。同時に、傷が見えてきました。
今回の製品は、何度か譲渡されていましたので、どの段階か不明ですが傷隠しの為に塗装を行ったのだと思います。
最初に見た時には、微妙に色が違うなとは思っていたのですが、経年変化で変色すた個体も有りますので、この個体を見た時にもそう思っていました。
クリーニングを実施すると、その部分から色が変わって行きましたので、おかしい事に気付き、他のSP-10mk3を3台並べて見比べましたが、クリーニング後の色が正解でしたので、全体のクリーニングを行いました。艶有りの個体だったのですね。上手な塗装で、すっかり騙されてしまいました。面目有りません。また、こんな事も有るんだなと、良い勉強になりました。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk2 修理・オーバーホール S:DA7L02D002


Technics (テクニクス) SP-10mk2の修理にてお預かりしました。

症状
・高速回転

所見
・FGコイル配線切断
・各電子部品劣化
・各操作スイッチ接触不良発生

処置
・FGコイル巻き直し
・ゲルマニウムダイオード全数ショットキーバリアダイオードに交換
・制御回路基板チェナーダイオード1個交換
・チューブ内のリード線クリーニング、チューブ交換、リード線の腐食が進んでいた部品交換
・各操作スイッチ全数交換
・論理回路基板回路パターン補修
・駆動回路基板トランジスタ3個交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  中継回路基板裏付け抵抗器交換(3個)
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  機械調整
  電気調整
  48時間以上のエージング後、動作確認

FGコイルの線材が切断され、プラッタの回転情報が制御回路に入力されていない為、プラッタが高速回転していました。
この症状は、当製品では良く有る症例です。モーター駆動信号にノイズが混入し、モーターが微振動を起こしてコイルボビンの入線部で配線材が切断されます。
ただ、今回はこの微振動の様子が少し違っていました。
FGコイルを巻き直して実装し動作を確認するのですが、この時の回転ムラが大きく、0.1%程度有り、尚且つ微振動も発生しています。
モーター駆動信号を測定すると、電圧・波形共に各相でばらつきが大きく、変動しています。
分解時に不安要素が有りました。PGからモーター駆動信号を作るダイオードのリード線に、緑青らしき物が発生していました。そのダイオードを取り外した状態です。

このダイオードのVF値を測定すると、0.5Vから1.2Vとゲルマニウムダイオードとしては高い数値で、交換が必要です。
このダイオード、0A90が使用されていますが、今では入手が非常に難しくなっています。互換品として1N60を購入して測定すると、VF値が良くて0.4V程度、悪い物になると1.5V程度になっています。このダイオードも生産終了品ですので、劣化が始まっているのでしょうか。
これでは交換する意味が全く有りませんので、今現在生産されているショットキーバリアダイオードを入手し、VF値を測定すると、0.3V~0.4V付近で安定しています。
ゲルマニウム系からシリコン系への変更はあまり気が進まないのですが、他のゲルマニウムダイオードを探す手間を考えると、お客様を余計にお待たせする事になりますので、ショットキーバリアダイオードに交換して、オーバーホール作業を実施します。念の為、他のゲルマニウムダイオードを測定すると、同じ様な状態でしたので、全てのゲルマニウムダイオードをショットキーバリアダイオードに交換しています。
また、当製品はロットによってダイオード類のリード線にビニルチューブを被せてあります。今回の製品はビニルチューブ内のリード線に汚れが目立ちましたので、ビニルチューブを取り外してリード線をクリーニングし、腐食が進んでいる物は交換しています。取り外したビニルチューブです。

通常はもっと透明度が高いので、生産時に何らかの不手際が有ったのではないかと思います。
部品のリード線の腐食が進んでいたダイオードです。

上側が実装されていたダイオード、下が新品のダイオードです。
部品交換、回路基板のクリーニングを実施して動作確認を行います。
モーター駆動電圧の変動や電圧差は無くなり、微振動も治まっています。ゲルマニウムダイオードからショットキーバリアダイオードに交換した事による不具合も無く、回転ムラも0.01%程度で安定して動作しています。

論理回路基板上の電解コンデンサからの液漏れにより、回路パターンが破壊されていました。

凸凹になったレジストを剥がすと、この様な状態です。

取りあえずは繋がっていますが、このままでは不具合発生が確実なので、半田面にて修復を行っています。

この様な状況です。

各操作スイッチに接触不良が発生していましたので、全ての操作スイッチを交換しています。また、駆動回路基板のプリドライバトランジスタのhfeが極端に低下していましたので、3個のトランジスタを交換しています。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:NE0AF10011


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・回転スタートしない

所見
・コンデンサ定数違い
・各電子部品劣化
・スピンドル軸及び軸受傷有り

処置
・コントロール回路基板フィルムコンデンサ定数純正定数に変更
・スピンドル軸及び軸受研磨
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに全数交換
  無極性電解コンデンサの1部をフィルムコンデンサに交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  回転数切り替えリレー電子スイッチに全数交換
  制御用電源回路ダイオードブリッジ交換
  コントロールユニット側スタート/ストップスイッチ交換
  各回路基板はんだ付け全箇所吸い取り、再はんだ付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  電源用3端子レギュレータ全数交換
  ヒューズ全数交換
  裏付け部品を部品面に移動
  機構部クリーニング、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

今回は、珍しい症例です。
考え難い事ですが、コントロール回路基板のフィルムコンデンサに容量が正規と違う部品が取り付けられていました。生産時にコンデンサの容量を間違えて実装され、そのまま検査工程もパスして市場に出されたと思われます。
生産時には何とか正常動作していたのですが、経年劣化で各電子部品が劣化し、周辺の回路が容量違いをカバーし切れなくなって、今になって動作異常を発生させたのでしょう。
オーバーホール実施時に正常な容量に変更し、動作に問題が無い事を確認しています。

スピンドルと軸受に少しばかり大きな傷が入っていました。
スピンドルを手で回すと、ジョリジョリといった感触が伝わって来ます。
スピンドル下部先端は研磨で綺麗に仕上げましたが、側面は綺麗に研磨するとクリアランスが過大になって正常な回転は望めなくなりますので、スムースに回転する程度で留めています。
スピンドル下部先端の状態です。上が研磨前、下が研磨後です。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DK2623E008


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・電源入らず

所見
・制御用電源回路のダイオードブリッジショートによるヒューズ切れ
・スピンドル下部摩耗
・各電子部品劣化

処置
・スピンドル下部及び側面研磨
・電源・オペレーション回路基板、コントロール回路基板回路パターン修正3箇所
・ピッチコントロール表示LED交換
・コントロールユニット側各操作スイッチ全数交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサ全数フィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサ1部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  制御回路用電源回路のダイオードブリッジ交換
  機械ブレーキ、ストロボ用電源トランジスタをヒートシンクに移設、交換
  電源用3端子レギュレータ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  ヒューズ全数交換
  リードリレーを電子リレーに交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油、グリスアップ
  電気調整、機械調整
  24時間以上のエージング後動作確認

制御回路用電源回路のダイオードブリッジのショートにより、過電流となってヒューズが溶断し、電源が入らない状況でした。
通常オーバーホールメニューの交換対象部品になっていますので、オーバーホール時に該当ダイオードブリッジを交換しています。

オーバーホール作業実施中に、コントロール回路基板のひび割れが確認され、回路パターンに影響が及びそうでしたので、回路パターンの修正を行っています。また、電源・オペレーション回路基板上の裏付け電解コンデンサからの液漏れにより、回路パターンの変色が確認できました。回路パターンの研磨を行った後、半田にてパターン修正を行っています。
回路基板のひび割れ部分です。

回路パターン修正後です。
上が回路基板のひび割れ部分、下が電源・オペレーション回路基板上の裏付け電解コンデンサからの液漏れ部分です。

スピンドルの先端に異常摩耗が発生していました。また、側面にも薄い傷が入っています。


先端部、側面共に研磨を実施し、問題の無いレベルの仕上げています。


側面の傷は、軽くこすった様な状態でしたが、このまま放っておくと傷が深くなる可能性が有りますので、早めに研磨を実施しています。

ピッチコントロール表示用の7セグメントLEDの一部が点灯していなかった為、同LEDを中古品と交換しています。

コントロールユニット側各操作スイッチに接触不良が確認された為、このスイッチを全数交換しています。

これは驚いたのですが、最終仕上げ中にプラッタより水分と思われる液体が、バランス調整用の穴から染み出て来ました。液体が流入した理由は不明ですが、一晩中、プラッタを縦に置いて、当穴から流しだしています。これにより、回転ムラが0.008%程度に落ち着いています。
少し見難いですが、プラッタを立てた状態です。バランス調整穴から液体が漏れているのがお分かりかと思います。1度抜いた後ですので量は少ないですが、全部でお猪口半分程度の量かと思います。

メンテナンス実施中に若干Wow/Flutterが通常よりも悪い状況でした。悪いと行っても、0.01%前後ですから、規格には入っているのですが、この製品の平均値は、0.008%(33rpm時)程度ですから、少し気になっていました。この液体が悪さをしていたのだと思います。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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