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Technics(テクニクス) SP-10 SP-10mk2 SP-10mk3 修理・レストア専門ショップ

Technics (テクニクス) SP-10mk2 オーバーホール S:DA6413A031


Technics (テクニクス) SP-10mk2のオーバーホールにてお預かりしました。

所見
・FGコイル出力電圧低い(0.9V)
・電源ユニット接続XLRコネクタ腐食
・ストロボランプ点灯せず

処置
・FGコイルユニット磁石再着磁
・FGコイル巻き直し
・コントロール回路基板FET4個交換
・ストロボランプ交換
・電源ユニットXLRコネクタ交換(オス・メス共
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  中継回路基板裏付け抵抗器追加(3個)
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  機械調整
  電気調整
  48時間以上のエージング後、動作確認

今後、長期間安定してご使用になられたいとの事で、オーバーホールを実施させて頂きました。

作業前チェックにて、回転ムラ(0.08%程度)と微振動が確認されました。
回転ムラの製品規格が0.025%ですので、規格外になっています。
原因は、各電子部品の劣化とFGコイル出力の低下でした。
FGコイルの出力は、測定点にて1.6V以上が通常ですが、本製品は0.9Vまで低下していました。
FGコイルユニットにはリング状磁石を使用していますが、この磁石の減磁が原因です。この磁石の簡易再着磁とコイルの巻き直しで規格以上の出力が得られています。

電源ユニットと本体を接続するXLRコネクタに腐食が見られます。
この様な状態です。

コンタクト内部まで腐食していますので、オス・メス共に交換しています。

ネオンランプが点灯していません。
ランプ本体の劣化も有りますが、電源部の電解コンデンサのパンクも確認出来ます。コンデンサのシースも剥がれています。

オーバーホール時に新品と交換しています。

オーバーホール後の回転ムラチェックで、回転ムラが0.04%程度と規格外になっていました。
コントロール回路基板上のFET4個を交換する事で、0.01%以下にまで抑える事が出来ています。

今回の製品は、見た目はストロボランプと電源コネクタ以外は問題が無い様に見えますが、測定を行うとレコードプレーヤーの基本性能である回転ムラ悪化と微振動が発生していました。メンテナンス後は全てクリアしています。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DA3610B007


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・スタートするとプラッタが左右に揺れるだけで、回転しない
・ピッチコントロール動作せず

所見
・ピッチコントロールIC不具合
・スピンドル下部先端傷有り
・各操作スイッチ接触不良発生

処置
・ピッチコントロールIC交換
・スピンドル研磨
・各操作スイッチ全数交換
・ヒューズ回路基板配線用スタッド全数交換
・コントロールユニット トランジスタ6個交換
・本体ダイオード2個交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに全数交換
  無極性電解コンデンサの1部をフィルムコンデンサに交換
  電源回路基板上の調整用半固定抵抗器2個交換
  回転数切り替えリレー電子スイッチに全数交換
  制御用電源回路ダイオードブリッジ交換
  各回路基板はんだ付け全箇所吸い取り、再はんだ付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  電源用3端子レギュレータ全数交換
  ストロボ、ブレーキソレノイド駆動用トランジスタ交換 ヒートシンクに移設
  ヒューズ全数交換
  機構部クリーニング、注油
  機械調整
  電気調整
  48時間以上のエージング後、動作確認

10年程度前に、当店にてオーバーホールを実施させて頂いた製品です。
修理と同時に、お客様のご了解を頂いて、現在のメニューにてオーバーホールを実施させて頂きました。

スピンドルの先端に傷が入っていました。この様な状況です。

今の所、軸受には問題は有りませんが、このままではに影響が出ますので傷を修復しています。
修復後の状況です。

最近、この様な事が続いています。単なる偶然なら良いのですが、酷い時には軸受まで交換しています。オイルが無くなってドライ状態にはなっていません。
この機種は、軸受部分が密閉されていません。微小な埃が入って傷を付けているのでしょう。
プラッタが10kgと重量級で回転トルクも強力な為に、この様な現象が発生しているのかも知れません。早めのチェックが必要かと思います。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール DK2301C150


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・45rpm回転不安定

所見
・回転数切り替えリレー接触不良
・回転時微振動発生(モーター駆動波形異常
・スピンドル下部傷有り、下部軸受異常摩耗

処置
・スピンドル研磨
・スピンドル下部軸受交換
・ドライブ回路基板トランジスタ1個交換、ダイオード1個交換
・電源回路基板トランジスタ1個交換、抵抗器2個交換、ショートジャンパー線1個交換
・コントロール回路基板回路パターン修正(3箇所)
・各操作スイッチ交換(電源スイッチ、本体スタートストップスイッチ除く)
・ヒューズ回路基板配線用スタッド全数交換
・本体トランジスタ3個交換、ダイオード2個交換
・オーバーホール
 電解コンデンサ全数交換
 フィルムコンデンサ全数交換
 高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに全数交換
 無極性電解コンデンサの1部をフィルムコンデンサに交換
 調整用半固定抵抗器全数交換
 回転数切り替えリレー電子スイッチに全数交換
 制御用電源回路ダイオードブリッジ交換
 各回路基板はんだ付け全箇所吸い取り、再はんだ付け
 各回路基板クリーニング、防湿コーティング
 電源用3端子レギュレータ全数交換
 ヒューズ全数交換
 裏付け部品を部品面に移動
 機構部クリーニング、注油
 機械調整
 電気調整
 48時間以上のエージング後、動作確認

回転中にサーボのサンプリング位置が加振にて変動していました。特に45rpm時が酷く、サーボが外れる時も有ります。
サンプリングの時定数を切り替えるリレーに接触不良が発生し、今回の不具合が発生していました。オーバーホール時に電子リレーに交換しています。

モーター駆動波形が歪み、回転時に微振動が発生していました。その様子です。



上から33rpm、45rpm、78rpmです。何れもパルス状のノイズが混入しています。
オーバーホール後の波形です。同じく上から33rpm、45rpm、78rpmです。



何れもパルス状のノイズが激減しています。同時に、回転時の微振動も治まっています。

スピンドルの先端に傷が入り、軸受も表面が荒れて窪みが大きく拡大しています。


このままではスピンドル先端の摩耗が進み、正常な回転が出来なくなる可能性が非常に高い為、スピンドル軸先端の研磨とスピンドル軸受の交換を行っています。
研磨後のスピンドル先端です。

電源回路基板の一部で、抵抗器とジャンパー線に酸化が認められました。

本製品は、以前に他店で電解コンデンサの全数交換が実施されていました。この部分には、チューブラー型の電解コンデンサが実装されていて、これを接着剤で固定されています。その接着剤が金属の酸化を起こします。接着剤を除去された跡が有りますので、この部分まで接着剤が流れていたのでしょう。
ジャンパー線と抵抗器2個を交換しています。

各操作スイッチに接触不良が認められましたので、本体スタート・ストップスイッチ以外のスイッチを全数交換しています。

ヒューズ回路基板の配線には、ラッピング法が使用されています。ラッピングされた配線材に半田が綺麗に流されていましたが、ラッピング用のスタッド表面に酸化膜が発生していて、完全な半田付けになっていません。今回は、ラッピング用スタッドを半田付け用のスタッドに交換し、配線材を半田付けしています。

出荷前に最終チェックとクリーニングを行いますが、今回、このクリーニングで一波乱(?)有りました。
本体をクリーニングする際には、薬剤を含ませた布で噴き上げるのですが、クリーニング前後で表面の色が若干変わりました。
SP-10mk3の本体表面は、艶が有る物と少しつや消しになっている物が混在しています。入荷時には艶消しの状態でしたが、クリーニング後は艶が出ています。同時に、傷が見えてきました。
今回の製品は、何度か譲渡されていましたので、どの段階か不明ですが傷隠しの為に塗装を行ったのだと思います。
最初に見た時には、微妙に色が違うなとは思っていたのですが、経年変化で変色すた個体も有りますので、この個体を見た時にもそう思っていました。
クリーニングを実施すると、その部分から色が変わって行きましたので、おかしい事に気付き、他のSP-10mk3を3台並べて見比べましたが、クリーニング後の色が正解でしたので、全体のクリーニングを行いました。艶有りの個体だったのですね。上手な塗装で、すっかり騙されてしまいました。面目有りません。また、こんな事も有るんだなと、良い勉強になりました。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk2 修理・オーバーホール S:DA7L02D002


Technics (テクニクス) SP-10mk2の修理にてお預かりしました。

症状
・高速回転

所見
・FGコイル配線切断
・各電子部品劣化
・各操作スイッチ接触不良発生

処置
・FGコイル巻き直し
・ゲルマニウムダイオード全数ショットキーバリアダイオードに交換
・制御回路基板チェナーダイオード1個交換
・チューブ内のリード線クリーニング、チューブ交換、リード線の腐食が進んでいた部品交換
・各操作スイッチ全数交換
・論理回路基板回路パターン補修
・駆動回路基板トランジスタ3個交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  中継回路基板裏付け抵抗器交換(3個)
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  機械調整
  電気調整
  48時間以上のエージング後、動作確認

FGコイルの線材が切断され、プラッタの回転情報が制御回路に入力されていない為、プラッタが高速回転していました。
この症状は、当製品では良く有る症例です。モーター駆動信号にノイズが混入し、モーターが微振動を起こしてコイルボビンの入線部で配線材が切断されます。
ただ、今回はこの微振動の様子が少し違っていました。
FGコイルを巻き直して実装し動作を確認するのですが、この時の回転ムラが大きく、0.1%程度有り、尚且つ微振動も発生しています。
モーター駆動信号を測定すると、電圧・波形共に各相でばらつきが大きく、変動しています。
分解時に不安要素が有りました。PGからモーター駆動信号を作るダイオードのリード線に、緑青らしき物が発生していました。そのダイオードを取り外した状態です。

このダイオードのVF値を測定すると、0.5Vから1.2Vとゲルマニウムダイオードとしては高い数値で、交換が必要です。
このダイオード、0A90が使用されていますが、今では入手が非常に難しくなっています。互換品として1N60を購入して測定すると、VF値が良くて0.4V程度、悪い物になると1.5V程度になっています。このダイオードも生産終了品ですので、劣化が始まっているのでしょうか。
これでは交換する意味が全く有りませんので、今現在生産されているショットキーバリアダイオードを入手し、VF値を測定すると、0.3V~0.4V付近で安定しています。
ゲルマニウム系からシリコン系への変更はあまり気が進まないのですが、他のゲルマニウムダイオードを探す手間を考えると、お客様を余計にお待たせする事になりますので、ショットキーバリアダイオードに交換して、オーバーホール作業を実施します。念の為、他のゲルマニウムダイオードを測定すると、同じ様な状態でしたので、全てのゲルマニウムダイオードをショットキーバリアダイオードに交換しています。
また、当製品はロットによってダイオード類のリード線にビニルチューブを被せてあります。今回の製品はビニルチューブ内のリード線に汚れが目立ちましたので、ビニルチューブを取り外してリード線をクリーニングし、腐食が進んでいる物は交換しています。取り外したビニルチューブです。

通常はもっと透明度が高いので、生産時に何らかの不手際が有ったのではないかと思います。
部品のリード線の腐食が進んでいたダイオードです。

上側が実装されていたダイオード、下が新品のダイオードです。
部品交換、回路基板のクリーニングを実施して動作確認を行います。
モーター駆動電圧の変動や電圧差は無くなり、微振動も治まっています。ゲルマニウムダイオードからショットキーバリアダイオードに交換した事による不具合も無く、回転ムラも0.01%程度で安定して動作しています。

論理回路基板上の電解コンデンサからの液漏れにより、回路パターンが破壊されていました。

凸凹になったレジストを剥がすと、この様な状態です。

取りあえずは繋がっていますが、このままでは不具合発生が確実なので、半田面にて修復を行っています。

この様な状況です。

各操作スイッチに接触不良が発生していましたので、全ての操作スイッチを交換しています。また、駆動回路基板のプリドライバトランジスタのhfeが極端に低下していましたので、3個のトランジスタを交換しています。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:NE0AF10011


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・回転スタートしない

所見
・コンデンサ定数違い
・各電子部品劣化
・スピンドル軸及び軸受傷有り

処置
・コントロール回路基板フィルムコンデンサ定数純正定数に変更
・スピンドル軸及び軸受研磨
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに全数交換
  無極性電解コンデンサの1部をフィルムコンデンサに交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  回転数切り替えリレー電子スイッチに全数交換
  制御用電源回路ダイオードブリッジ交換
  コントロールユニット側スタート/ストップスイッチ交換
  各回路基板はんだ付け全箇所吸い取り、再はんだ付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  電源用3端子レギュレータ全数交換
  ヒューズ全数交換
  裏付け部品を部品面に移動
  機構部クリーニング、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

今回は、珍しい症例です。
考え難い事ですが、コントロール回路基板のフィルムコンデンサに容量が正規と違う部品が取り付けられていました。生産時にコンデンサの容量を間違えて実装され、そのまま検査工程もパスして市場に出されたと思われます。
生産時には何とか正常動作していたのですが、経年劣化で各電子部品が劣化し、周辺の回路が容量違いをカバーし切れなくなって、今になって動作異常を発生させたのでしょう。
オーバーホール実施時に正常な容量に変更し、動作に問題が無い事を確認しています。

スピンドルと軸受に少しばかり大きな傷が入っていました。
スピンドルを手で回すと、ジョリジョリといった感触が伝わって来ます。
スピンドル下部先端は研磨で綺麗に仕上げましたが、側面は綺麗に研磨するとクリアランスが過大になって正常な回転は望めなくなりますので、スムースに回転する程度で留めています。
スピンドル下部先端の状態です。上が研磨前、下が研磨後です。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DK2623E008


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・電源入らず

所見
・制御用電源回路のダイオードブリッジショートによるヒューズ切れ
・スピンドル下部摩耗
・各電子部品劣化

処置
・スピンドル下部及び側面研磨
・電源・オペレーション回路基板、コントロール回路基板回路パターン修正3箇所
・ピッチコントロール表示LED交換
・コントロールユニット側各操作スイッチ全数交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサ全数フィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサ1部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  制御回路用電源回路のダイオードブリッジ交換
  機械ブレーキ、ストロボ用電源トランジスタをヒートシンクに移設、交換
  電源用3端子レギュレータ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  ヒューズ全数交換
  リードリレーを電子リレーに交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油、グリスアップ
  電気調整、機械調整
  24時間以上のエージング後動作確認

制御回路用電源回路のダイオードブリッジのショートにより、過電流となってヒューズが溶断し、電源が入らない状況でした。
通常オーバーホールメニューの交換対象部品になっていますので、オーバーホール時に該当ダイオードブリッジを交換しています。

オーバーホール作業実施中に、コントロール回路基板のひび割れが確認され、回路パターンに影響が及びそうでしたので、回路パターンの修正を行っています。また、電源・オペレーション回路基板上の裏付け電解コンデンサからの液漏れにより、回路パターンの変色が確認できました。回路パターンの研磨を行った後、半田にてパターン修正を行っています。
回路基板のひび割れ部分です。

回路パターン修正後です。
上が回路基板のひび割れ部分、下が電源・オペレーション回路基板上の裏付け電解コンデンサからの液漏れ部分です。

スピンドルの先端に異常摩耗が発生していました。また、側面にも薄い傷が入っています。


先端部、側面共に研磨を実施し、問題の無いレベルの仕上げています。


側面の傷は、軽くこすった様な状態でしたが、このまま放っておくと傷が深くなる可能性が有りますので、早めに研磨を実施しています。

ピッチコントロール表示用の7セグメントLEDの一部が点灯していなかった為、同LEDを中古品と交換しています。

コントロールユニット側各操作スイッチに接触不良が確認された為、このスイッチを全数交換しています。

これは驚いたのですが、最終仕上げ中にプラッタより水分と思われる液体が、バランス調整用の穴から染み出て来ました。液体が流入した理由は不明ですが、一晩中、プラッタを縦に置いて、当穴から流しだしています。これにより、回転ムラが0.008%程度に落ち着いています。
少し見難いですが、プラッタを立てた状態です。バランス調整穴から液体が漏れているのがお分かりかと思います。1度抜いた後ですので量は少ないですが、全部でお猪口半分程度の量かと思います。

メンテナンス実施中に若干Wow/Flutterが通常よりも悪い状況でした。悪いと行っても、0.01%前後ですから、規格には入っているのですが、この製品の平均値は、0.008%(33rpm時)程度ですから、少し気になっていました。この液体が悪さをしていたのだと思います。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

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Technics (テクニクス) SL-01 修理・オーバーホール S:DA7331B 020


Technics (テクニクス) SL-01の修理にてお預かりしました。

症状
・電源入らず

所見
・各電子部品の劣化により、電源ヒューズ切れ
・電解コンデンサの液漏れによる回路パターン損傷

処置
・回路パターン修正3か所
・ダイオード2個交換
・トランジスタ19個交換
・スルーホールのニアショートが確認された為、スルーホール取り外し62か所
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサ全数フィルムコンデンサに交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  各操作スイッチ全数交換
  24時間以上のエージング後、動作確認

電解コンデンサの液漏れによる回路パターンの損傷と、各電子部品の劣化により過電流が流れ、電源ヒューズが溶断していました。
電解コンデンサの電解液漏れが発生し、回路パターンが損傷を受けていた箇所です。

この部分のレジストを剥がすと、回路パターンがボロボロに酸化していて、レジストと一緒に無くなりました。その様子です。

スルーホールも酸化していますので、部品穴よりも一回り太いドリル刃で穴を大きくし、半田面にて回路パターンの修復を行っています。

オーバーホール作業中、部品交換と半田付けの修正を行って回路基板のクリーニングが完了した後、動作確認を行います。
この時、異変が発生しました。
電源ヒューズが溶断する事は無く、サーボの調整は問題無く出来るのですが、安定性に欠け、電子ブレーキが効きません。
ブレーキ調整用の半固定抵抗器を取り外した時に一抹の不安が有りました。半固定抵抗器が回し切りになっていたのです。その不安が的中してしまいました。
時々、頻度は低いのですが交換した部品が悪い事も有りますので、チェックを行いながら再度交換しましたが変化は有りません。
半導体の全数チェックを行い、少しでも特性に問題が有った物は交換します。チェック時に部品を取り外しますので、その際にランド間の抵抗値を確認します。この段階で、トランジスタ19個交換、スルーホールにニアショートが確認できたのが62箇所。スルーホール間のニアショートは、スルーホールを取り除き、部品のリード線を基板の両面で半田付けしています。
それでも不具合は解消しません。
固定抵抗器の片側を全部回路基板から外し、抵抗値を実測しましたが問題は有りません。
回路基板と回路図を照らし合わせ、導通を確認しましたが問題は有りません。
次に何を確認すれば良いのかを回路基板を見ながら考えていた時、1個のダイオードに目が行きました。このダイオード、シリコンダイオードとゲルマニウムダイオードを直列に繋ぎ、1個のダイオードとして動作させています。
この部品も動作チェックを行い、動作中の電圧にも問題は無かった部品です。
でも、何か気持ち悪い。
手持ちにどちらのダイオードも有りましたので、組み合わせて交換します。
何と、回転は安定し、電子ブレーキも正常に動作するようになりました。元の部品を取り付けると、不具合が再発します。
この組み合わせたダイオードが悪者でした。

回路基板を再クリーニングし、防湿コーティングを施した後組み立てを行い、エージングを実施します。
問題無く動作していますので、やっとお客様に返却出来ます。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

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Technics (テクニクス) SP-10mk2(改)修理・オーバーホール S:不明


Technics (テクニクス) SP-10mk2改造品の修理にてお預かりしました。

症状
・高速回転
・他、加振にて色々な異常動作発生

所見
・各部の半田付け不良
・各電子部品の劣化
・ローター固定金具取付ねじカバー未固定
・ブレーキソレノイド取り付けビス非純正品の為、コイルと接触
・ビス緩み箇所多数
・DDモーター取付位置ずれ
・電源ユニット内部AC100V配線材2mm径の屋内配線用の単線使用
・機械ブレーキ効き悪い
・交換部品実装方法悪い
・回転時プラッタ微振動発生

処置
・半田付け全箇所半田吸い取り後再半田付け(盛り半田を実施している箇所のみ)
・半導体全数動作チェック・不具合品交換(トランジスタ22個、FET4個、チェナーダイオード2個交換)
・ストロボ交換
・各回路基板取り付けねじ交換・樹脂ワッシャ追加
・電源ユニット内部AC100V配線 単線2mmから1.25スケア撚り線に交換
・ブレーキソレノイド取り付けビス純正品に交換
・ステーター外周600番ペーパーにて研磨
・DDモーター本体取付位置純正位置に変更
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換(1部フィルムコンデンサに変更)
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油、グリスアップ
  電気調整、機械調整
  48時間以上のエージング後、動作確認

Yahoo オークションにて、2017年1月に入手された製品です。
売り主が手を入れたのかは不明ですが、外観はキレイに再処理され、電源ユニットはハンマートンにて塗装されています。また、電源コードも脱着式に変更されています。
見た目は非常に綺麗なのですが、内部は最悪の状態でした。
特に半田付けが駄目で、盛り半田をやられているのですが、その殆どがイモはんだ状態でした。その一部分です。


また、半田の色から判断すると、ひょっとしたら無鉛半田を使用されているのではないかと思います。
生産時には有鉛半田を使用していますので、半田にクラックが入って当然です。半田の状態も最悪。この状態で、今までよく動作していたものです。
オーバーホール時に全箇所の半田を吸い取り、再半田付けを実施しています。
また、この様な状態ですので、回路図には無い回路が出来ている可能性が高い為、今回は半導体の全数動作測定を行い、異常が有る物は新品に交換しています。結局、トランジスタ22個、FET4個、チェナーダイオード2個を交換しています。

SP-10mk2の回路基板材料は2種類有ります。ベーク基板とガラスエポキシ基板です。
初期の製品には、ガラスエポキシ基板が使用されていますが、今回の製品はベーク基板でした。
通常であれば、基板の取り付けに使用されているビスは、3×6mmのナベネジに樹脂ワッシャを入れた物が使用されていますが、今回は、3×6mmのスプリングワッシャ付きのセットビスでした。
この組み合わせですと、基板の取り付け穴付近から徐々に亀裂が入ります。
今の所、亀裂はまだ入っていませんでしたので、純正の組み合わせで組み立てています。

部品交換、半田修正、基板クリーニングが終わり、一度組み立てて動作チェックを行いますが、この時、トラブルが発生しました。
通電時に32Vラインのヒューズがじんわりと溶断します。瞬間的に溶断するのではないので、電源ラインのショートではありません。
トラブルシューティングを始めます。中継回路基板だけを残し、他の回路基板を取り外しても解消しません。そこで、ふと思い出したのがブレーキソレノイドを固定しているネジです。
取り付け位置も少しずらされていて、しっかりとビスが締まっていませんでしたので、組立時に通常の位置に動かしてネジをしっかりと締めています。
分解時にネジの使用場所が純正とは違っていたので、まさかと思いながらブレーキソレノイドを固定しているビスを確認すると、純正よりも長いビスが使用されていました。
ネジが長くなることによって、ソレノイドのコイル部分に、微妙な抵抗値を持って接触していました。
今まで、締める力が緩かったので、接触を免れていたのでしょう。純正のネジに交換すると、この問題は無くなりました。コイルへの接触は、巻線の保護用に巻いてあるテープによって緩和されていたようで、コイル巻線への影響は有りませんでした。不幸中の幸いです。

DDモーターのローターの外周がピカピカに磨かれていました。磨いた後処理に手を抜いた様で、ブレーキバンドに磨きカスが多量に付着しています。
ここまで磨くと、表面がツルツルになり、ブレーキの効きに影響が出ます。
ブレーキバンドが当たる箇所を600番のペーパーで少し面を荒らし、ブレーキバンドの洗浄を行っています。

その他、DDモーターの取り付け位置が90度ずれていたり、ステーター固定金具を固定するビスのカバーが固定されていなかったり、他の箇所のネジが緩んでいたりと、今まで私が着手した製品の中で、最悪の1台でした。

Yahooオークションで古い製品を入手される時には、未改造品が良いかと思います。
また、メンテナンス済みと表記されている物は、どこまでの作業を行っているのかを問い合わせる方が懸命かと思います。

今回のメンテナンスにて、加振による異常動作も無くなりました。今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:0863-53-9922
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Technics (テクニクス) SP-10mk2 オーバーホール S:DA7927B018P


Technics (テクニクス) SP-10mk2のオーバーホールにてお預かりしました。

所見
・各電子部品の劣化
・ブレーキソレノイド動作遅い

処置
・中継回路基板改修導入
・各操作スイッチ全数交換
・駆動回路基板トランジスタ・ダイオード全数交換(スイッチングダイオード除く)
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  ヒューズ全数交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整、機械調整
  24時間以上のエージング後動作確認

購入後、長期に渡ってお使いになられていて、これからも安定してご使用になりたいとの事でオーバーホールを実施させて頂きました。

各電子部品の劣化が確認されて不安定な状態でしたが、オーバーホールを実施した事で、安定して動作しています。

ただ、今回はすんなりと作業が完了しませんでした。
メンテナンスが完了し、出荷直前の動作チェックで問題が見つかりました。
回転スタートして10分程度経過すると、回転が小刻みに左右に揺れています。
このトラブルシューティングに、1週間程度費やしてしまいました。
駆動回路基板が犯人でした。
モーター駆動信号がコントロール回路基板から送られてきて、その信号がモーター駆動回路で4分割されてモーター駆動回路に送られます。この4本の信号の内、1本に異常発振が見られます。
この回路の部品に問題が有るはずです。この回路に直に繋がっているトランジスタを交換すると治まったのですが、暫くエージングを行うと時々パルス状のノイズが混入し、回転が瞬間的に不安定になります。
冷やしても温めても同じ症状が発生しますので、温度特性ではありません。
結局、この回路基板の半導体を全数交換する事になりました。(スイッチングダイオードは除く)
取り外した半導体は、全てチェックを行いましたが全て問題は有りません。
何故この様な症状が発生したのかは確認できませんでしたが、交換後は安定して動作しています。
オーバーホール後に少し弱っている半導体の不具合が顕著に出て、動作が不安定になる事は有りますが、この様な現象は、初めてですね。
お客様にお返しする前に発見できた事は幸いでした。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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LUXMAN (ラックスマン) DP121 オーバーホール S:G7903769


LUXMAN (ラックスマン) DP121のオーバーホールにてお預かりしました。

所見
・各電子部品の劣化による若干の回転ムラ発生

処置
・回転数切り替えスイッチ交換
・回転数切り替え用マグネット着磁
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  タンタルコンデンサ全数交換(1部フィルムコンデンサに交換)
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作確認

各電子部品の劣化が進み、若干の回転ムラが発生していました。オーバーホールを実施した事で、回転ムラは収まっています。

この製品には、テクニクスのSP-10に用いられているDDモーターが使用されています。
ただ、そのまま使用されているのでは無くて、変更されている箇所が有ります。
電源回路とストロボ点灯回路はLUXMANオリジナル品が使用され、ストロボもネオン管からブラックライトに変更されています。
モーターの大きな違いは、スピンドルの直径がSP-10用の物より細くなっている点です。
どちらが良いのかは断言できませんが、見た感じでは、SP-10の方がしっかりとした軸に見えてしまいます。

一通りのオーバーホール作業を終わらせ、エージング中に問題が発生しました。
エージング中に何かの拍子で回転ムラが発生し、45rpmでエージングを行っていると、回転スタートから1時間程で回転が止まってしまいました。
この製品は、回転数の切り替えにリードスイッチを使用しています。このリードスイッチが悪さをしていました。
33rpm用のスイッチには問題が有りませんでしたが、45rpm用のスイッチを取り外して磁石を近づけると暫くの時間は導通するのですが、突然導通が無くなってしまいます。軽くショックを与えれば回復するのですが、同じ事が繰り返し発生していました。
33rpm用、45rpm用の両方のスイッチを交換してエージングを再度行い、45rpmでの回転停止は治まりましたが、時々現れる回転ムラは治まりません。
スイッチの取り付け位置が悪いのかと調整を行いましたが、完全に無くす事は出来ませんでした。
理論的にはあまり考えられないのですが、スイッチ動作用のマグネットの磁力の低下を疑い、着磁を行って再度エージングを行うと、不自然な回転ムラは解消しました。
あまり体験出来ない現象ですね。

今回のオーバーホールにて、今後長期間に渡り、安定してこの製品の良さを発揮するでしょう。

当店ではPD121シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、PD121シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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