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Technics(テクニクス) SP-10 SP-10mk2 SP-10mk3 修理・レストア専門ショップ

Technics (テクニクス) SP-25 オーバーホール S:CEBK28B011


Technics (テクニクス) SP-25のオーバーホールにてお預かりしました。

所見
・各電子部品の劣化にて動作不安定

処置
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換(ECQMタイプのみ)
  調整用半固定抵抗器全数交換
  各操作スイッチ全数交換
  ヒューズ交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り後再半田付け
  各回路基板クリーニング
  各回路基板防湿コーティング
  フィルムコンデンサ全数交換(ECQMタイプのみ)
  機構部クリーニング・注油
  電気調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

時々異常動作をするとの事でお預かりしました。
オーバーホールを実施する事で、正常に動作する様になっています。

当製品の回路基板は裏付け部品が多く、部品面に移設するのが大変です。信頼性を重視するなら、出来るだけ裏付け部品は無くしたいですからね。
回路パターンの関係で、1個だけ裏付け部品が残ってしまいました。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズ及びSP-15、SP-25の安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DK2906E034


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・プラッタ回転不安定
・加振にて異常動作
・プラッタ回転時すりこぎ運動
・キャビネットダストカバーヒンジ部トルク調整ネジ山破損
・回転スタート及びストップの動作が鈍い

所見
・スピンドル軸潤滑剤不適正品使用
・半田付け不良箇所有り
・各電子部品劣化

処置
・キャビネットダストカバーヒンジ部トルク調整ネジ山 プレスナットにて修復
・スピンドル修復(傷取り、プラッタ搭載部クリーニング)
・スピンドル軸受傷取り 下部軸受交換
・プラッタスピンドル取付部クリーニング
・ヒューズ回路基板配線半田付け手直し
・各操作スイッチ全数交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
  (通常の電解コンデンサに交換されていた)
  無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
  3端子レギュレータ全数交換
  電源オペレーション回路基板トランジスタ1個交換
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  ストロボ、ソレノイド用電源トランジスタ交換、ヒートシンクに移設
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

某修理工房さんが、2010年1月9日にメンテナンスを実施された製品です。

梱包を解き、動作確認の為に作業台に置きます。
最初にチェックするのは、スピンドルの回転状態ですが、ここで躓きました。
回転が非常に重く、回転方向には何とか回りますが、上下方向には全く動きません。
プラッタを載せると、何とか回転しますので、動作チェックを行います。

電源を入れると、一瞬表示が点灯し、トランス1次側のヒューズが切れました。
ヒューズ回路基板から電源回路基板への配線を外しても、元気良くヒューズが飛びます。
コントロールユニットを分解し、各回路基板をクリーニングすると、この現象は無くなりました。
回路基板の写真は、クリーニング前の状態で撮影しています。

クリーニングした時のクリーニング液の状況です。
上が新品、下が回路基板2枚をクリーニングした後の状態です。


普通でしたら、本体も含めた全ての回路基板をクリーニングしても、ここまでは変色しません。
コーティング剤に何を使用されているのでしょうか?
因みに、当店で使用しているコーティング剤とクリーニング液です。

回路基板をクリーニングし、再組立を行って動作チェックです。
スピンドルの回転が重い為、サーボが全く安定しません。
通常であれば、ここで各調整値を確認するのですが、この様な状態では実施出来ません。
取り敢えず、モーター駆動信号だけ確認しました。
上から、33rpm、45rpm、78rpmです。



少しいびつな感じは有りますが、非常に悪い様には見えません。電圧には異常を感じます。
オーバーホール後の波形です。同じく上から、33rpm、45rpm、78rpmです。



少しきれいな波形になっていますが、電圧の表示を見て下さい。
オーバーホール前はフルスケール20V,オーバーホール後はフルスケール10Vです。
約2倍の電圧で駆動されていたのですね。電力で考えると、単純計算では4倍です。
メンテナンス実施時に、駆動系と電源系の半導体を確認しましたが、1個のトランジスタでhfeの低下が見られましたので交換しています。

この原因は、前回のメンテナンス時に有ります。
この製品のスピンドルを潤滑しているのはオイルです。これは、設計者が何回も試作を行い、熟考されて決定した事です。
これを、前回のメンテナンス作業者は、モリブデングリスに入れ替えています。重いプラッタにはオイルでは駄目!という理由です。
結果、8年弱で機械的に使い物にならなくなる寸前まで劣化していました。
この製品には、普通、モリブデングリスは使用しません。

通常、スピンドル軸を軸受から取り外す時は、下側の軸受を取り外し、上下方向のストッパ金具を取り外すと、スルスルと軸が抜けます。今回は、人力では抜けませんでした。プレス機を使って、オイルを注油しながらゆっくりと抜いています。
軸も軸受も擦り傷が多量に入っていました。その様子です。



どの部分も、かなり深い傷が入っています。クリーニング後、オイルを充填して回転させてみましたが、普通よりも回転が重く、ジョリジョリといった感触が伝わって来ます。
このままでは使用できませんので、研磨を行っています。ただ、傷をキレイに取り去ると、軸と軸受のクリアランスが過大になりすぎますので、傷の凸の部分を研磨します。表面の傷は残っていますが、引っ掛かりは無くなり、スムースに回転しています。本当は鏡面まで仕上げたいのですが・・・


スピンドル下部軸受の状態です。

グリスを取り除くと、軸との当たり面が抉り取られ、面荒れを起こしています。

この部分も、このままでは使用出来ませんので、当店オリジナル品と交換しています。色は違いますが、純正品と同等の性能です。

半田付けの状態や部品実装状態、当店の交換対象部品の未交換等で、オーバーホールを実施しています。
半田付けの状態は、以前の物と変わり有りません。どの回路基板も加振にて異常動作をしています。当店でのオーバーホール後は、この様な事は発生していません。

プラッタ回転時、2mm程度すりこぎ運動をしていました。プラッタのスピンドル接続部にアルミニウムの破片の様な異物が付着していましたのでそれを取り除き、クリーニングと研磨を行っています。
上から、クリーニング前、クリーニング後です。


このクリーニングにより、プラッタのすりこぎ運動は無くなっています。

蛇足ですが、この半田付けは危ないなと思った部分を紹介します。


今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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DENON (デノン) DP-80 オーバーホール S:133557


DENON (デノン) DP-80のオーバーホールにてお預かりしました。

所見
・各電子部品の劣化により、時々サーボ外れる。

処置
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換(松下電器製ECQMタイプのみ)
  調整用半固定抵抗器全数交換
  トランジスタ全数交換
  3端子レギュレータ交換
  リレー交換
  ヒューズ交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  電気調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

回転中に異音がして回転ムラが発生するとの事でお預かりし、オーバーホールを実施しました。
オーバーホールを実施する事により、不具合は解消しています。

DENONのDPシリーズは、コンデンサ類だけではなく、半導体の劣化が目立ちます。通常でしたら小信号トランジスタを全数交換するのですが、今回はモーター駆動用のトランジスタにも劣化が認められた為、交換しています。
トランジスタの劣化で良く有るのは、hFEの極端な低下です。時には1桁台まで低下している事も有ります。今回もモーター駆動用のトランジスタのhFEが13程度まで低下していましたので交換しています。
厄介なのは、測定上は全く問題は無いのに、交換すれば不具合が解消する場合です。これは、ダーリントン接続されているトランジスタに良く見られる様に思います。

今回のオーバーホールにて、今後長期間、安定して動作すると思います。また、新品時の性能にかなり近付きますので、この製品の性能を発揮しています。

当店ではDENON DPシリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、DPシリーズが故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:NE0FF10100


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・加振にて高速回転
・回転時微振動発生

所見
・本体内部FG配線半断線
・各電子部品劣化

処置
・本体内部配線コネクタ接続部一部修正
・本体スタートストップスイッチ交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
  3端子レギュレータ全数交換
  電源オペレーション回路基板トランジスタ1個交換
  ダイオード2個交換
  裏付け部品半田面から部品面に移設
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

本体内部配線のコネクタ部分で、コンタクトと配線材が切れ掛かっていて、振動で導通したりしなかったりを繰り返していました。
この部分です。

このコネクタの左から11番目の黄色の配線が、コンタクトの中で切れ掛かっています。少し引っ張ると、コンタクトから配線が簡単に外れました。この状態では、FG信号がコントロール回路に入力されませんので、制御不能となって高速回転します。
同じコンタクトは入手不可能ですので、この部分を直接コンタクトに半田付けし、周辺を熱収縮チューブで保護しています。
同じ症状で、以前に修理を行った形跡が有ります。サーボに関するICの交換と、このコンタクトを交換したのでしょう。ただ、コンタクトのカシメ方があまり良く無くて、今回の不具合に繋がったのだと思います。

普通に回転している時に、微振動が感じ取れました。
モーター駆動波形を観測すると、パルス状のノイズが混入しています。その様子です。
上から33rpm、45rpm、78rpmです。



パルス状ノイズと言うよりも、発振している様にも見えます。このノイズが原因で、回転時に微振動が発生していました。
オーバーホール後の様子です。同様に、上から33rpm、45rpm、78rpmです。



オーバーホール後は、通常の波形に戻っています。勿論、微振動も無くなっています。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk2 修理・オーバーホール S:DA0421I002


Technics (テクニクス) SP-10mk2の修理にてお預かりしました。

症状
・設定回転数に関係なく高速回転

所見
・FGコイル断線
・各電子部品劣化
・+5V電圧低い

処置
・FGコイル巻き直し
・電源回路基板チェナーダイオード交換
・各操作スイッチ交換
・フットスイッチ内部スイッチ交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  中継回路基板裏付け抵抗器3個交換
  ヒューズ全数交換
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

FGコイルが断線して回転数信号が制御回路に入力されなくなり、制御回路が暴走して高速回転していました。FGコイルの巻き直しを実施しています。
今回のコイル切れは、通常と違った切れ方をしていました。
通常は、ボビンの入口か出口で断線しているのですが、今回はボビンの中で複数箇所切断されていました。上側のコイルの外側から、何か鋭利な物で傷つけられている様な切れ方です。巻き取る時に、円周上の同じ位置で6箇所切断されていました。巻き取ったコイル巻線です。

普通であれば、長い線が2個と回路基板からボビンの間の短い線が1本になるのですが、今回はご覧の通り複数の線に別れました。
機構上、ローターを取り外さないとアクセス出来ない場所です。何故こんな場所でこの様な断線が発生したのかは不明です。

スタート・ストップスイッチや回転数設定スイッチに接触不良が発生していましたので、スイッチを全数交換しています。また、今回はフットスイッチも同時にお預かりしましたので、スイッチの状態を確認しましたら、同様に接触不良が発生していましたので、このスイッチも交換しています。

電源回路の+5Vが最大値に調整しても4.7V程度までしか上がりません。
この電源回路で、+5Vの電圧が若干低い製品は有りますが、ここまで低いのは珍しい事です。動作的にはあまり問題視する事ではありませんが、少し心配ですのでチェナーダイオードを交換しています。これにより、調整範囲で5Vの出力が得られました。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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DENON(デノン) DP-6000 修理・オーバーホール S:151699


DENON(デノン) DP-6000の修理にてお預かりしました。

症状
 回転不安定

所見
 各電子部品の劣化

処置
 オーバーホール
 ・電解コンデンサ全数交換
 ・フィルムコンデンサ全数交換(ECQMタイプのみ)
 ・調整用半固定抵抗器全数交換
 ・サージキラー全数交換
 ・タンタルコンデンサ全数フィルムコンデンサに交換
 ・小信号トランジスタ全数交換
 ・モータードライブ回路基板ダイオード4個交換
 ・サーボアンプ回路基板金属皮膜抵抗器全数交換
 ・各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再はんだ付け
 ・各回路基板クリーニング、防湿コーティング
 ・各スイッチ接点クリーニング
 ・速度調整可変抵抗器接点クリーニング
 ・ストロボ駆動トランジスタ交換
 ・電気調整
 ・機構部クリーニング、注油
 ・24時間以上のエージング後、動作確認

各電子部品の劣化により電子回路が正常な動作をしていませんでした。その為、回転が不安定になっていて、サーボ回路のリレーが頻繁にオン・オフを繰り返し、カチャカチャと異音がしています。
通常のオーバーホールにて完治しました。

生産後、四半世紀程度が経過している製品です。正常に動作している製品は、今現在は存在していないと思います。正常に動作しているように見えても、何らかの問題を抱えている事は間違い有りません。
この製品が発売されていた頃の日本製製品は、機械的には非常にしっかりと作られています。(メーカーにより大きな差は有りますが・・・)
機械的には、分解清掃と注油で問題なく使用できる製品が多く存在しています。但し、ユーザーが間違った使用方法をしていなければの話です。ターンテーブルシートやプラッタの重量が、純正品よりも重たい物を使用していた場合は、スピンドル軸や軸受にダメージを受けた物も有ります。修正で何とかなる物も有りますが、最悪は中古品と交換しなくてはならない物も有ります。
優れた製品を末永くご愛用して頂くには、メンテナンスは避けては通れない事です。

今回のオーバーホールにて、今後長期に渡り安定動作する様になります。また、各回路が正常に動作しますので、この製品が持っている性能が発揮出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではDENON DPシリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、DPシリーズが故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-15 修理・オーバーホール S:DA9221B038


Technics (テクニクス) SP-15の修理にてお預かりしました。

症状
・高速回転
・回転数表示不具合発生

所見
・FGコイル取付部半田付け外れ
・各電子部品劣化

処置
・ロジック回路基板スイッチングダイオード11個交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサ全数フィルムコンデンサに交換
  操作用タクティールスイッチ全数交換
  ロジック回路基板チェナーダイオード1個交換(D316 RD5.1)
  調整用半固定抵抗器全数交換
  各回路基板接続用コネクタ交換
  ヒューズ交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整、機械調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

この製品で良く有る症状です。
FGコイル取付部の半田付けが劣化して外れています。
見た目は何とも無いのですが、導通をチェックするとはっきりと確認出来ます。
オーバーホール実施時にこの部分の半田付けをやり直すので、この症状は通常のオーバーホールにて完治します。

回転数表示の7セグメントLEDが、33rpm時と78rpm時で、点灯してはいけない一部のセグメントが薄く点灯しています。
ダイオードマトリクスを組んで必要なセグメントを点灯させていますので、1個のダイオードが悪さをしているのは解っていますが、念の為、このダイオードマトリクスを組んでいるダイオード全数を交換しています。

個人の方や普通のオーディオショップ等で電子機器を修理されているHPを拝見しますが、最初から電子部品を疑っておられます。
生産後、長期間経過している電子機器の修理時には、まず電解コンデンサを疑いますが、半田付けも疑う方が良いのではないでしょうか。
半田付け修正時には、一度元の半田を吸い取って再度半田付けしないと、近い将来に半田が外れます。盛り半田で誤魔化してはいけません。
勿論、当店では回路基板の半田を全箇所吸い取り、再半田付けを行っています。

今回のオーバーホールにて、今後、長期間安定して動作しますので、安心してご使用頂けます。
また、今回のSP-15のように、生産後30年以上経過している製品は、問題なく動作しているように見えても、何かしらの問題を抱えています。勿論、製品本来の性能は発揮されていません。
完全に故障する前にオーバーホールを実施し、製品の本来のクオリティーを引き出してご使用頂けたらと思います。
製品を生かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-15の安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DK2421D142


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・回転スタートしない時有り
・ピッチコントロール動作しない

所見
・各回路部品劣化
・電源オペレーション回路基板回路パターン破損

処置
・電源オペレーション回路基板裏付け電解コンデンサ部回路パターン修正
・速度表示7セグメントLED交換
・各操作スイッチ交換
・FG信号入力コネクタ交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
  3端子レギュレータ全数交換
  電源オペレーション回路基板トランジスタ1個交換
  ダイオード2個交換
  裏付け部品半田面から部品面に移設
  ストロボ、ソレノイド用電源トランジスタ交換、ヒートシンクに移設
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

各電子部品の劣化と、それによる回路パターンの損傷にて症状が発生していました。
制御回路用電源回路の整流回路の電解コンデンサにも容量抜けが発生していて、正常な電源供給がされていませんでした。
整流後の電源波形です。

リップルと一部発振しています。
これにより、定電圧電源回路に正常な電圧が供給されていません。
定電圧電源回路の出力波形です。


上が+12V、下が+5Vです。特に+12Vに顕著な異常が見られます。
オーバーホールを実施する事により、正常に戻っています。
上から整流回路出力波形、+12V、+5Vです。


コントロール回路基板のFG信号入力部のコネクタが撤去され、回路基板に直接半田付けされていました。
その様子です。

半田付けされている部分は回路基板の半田面に有りますので、直接は見えませんが、入力コネクタが無くなっています。
同じコネクタは入手不可ですので、互換品を使用して元に戻しています。

電源・オペレーション回路基板の裏付け電解コンデンサから電解液が漏れ、回路基板の回路パターンを壊していました。
修正前の状態です。


電解コンデンサの電解液が漏れ出し、半田付けが酸化して外れ、回路パターンの表面が変色しています。
この部分のレジストを剥がし、回路パターンを磨いた状態です。1箇所、回路パターンが切れています。

切断された場所は、スズメッキ線で繋ぎ、他の場所は半田を乗せて修復しています。その様子です。

また、裏付けされていた電解コンデンサは、新品を部品面に実装しています。

オーバーホール前のチェック時に、回転時の振動が確認できました。
オーバーホール前のモーターの駆動波形です。



上から、33rpm、45rpm、78rpmです。パルス状のノイズが混入しているのが見えています。このノイズが、モーター振動の犯人です。
オーバーホール後のモーター駆動波形です。



同じく、上から33rpm、45rpm、78rpmです。パルス状のノイズが無くなり、モーター回転時の振動も無くなっています。

各操作スイッチに接触不良が発生していましたので、スイッチを全数交換しています。(電源スイッチは除く)これにより、ピッチコントロールが動作する様になりました。

今回は、電源回路の問題が発生していたり、電解コンデンサの電解液漏れによる回路パターンの損傷が発生していました。この様な製品は他の電子部品が壊れている可能性が高く、メンテナンス費用が上昇する事に繋がります。また、見た目は問題が無い様でも、生産後、かなりの年月が経過していますので、電子部品の劣化は避けられませんから、何らかの問題を抱えています。
早期のオーバーホール実施で、この製品の性能を安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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YAMAHA (ヤマハ) YP-1000 修理・オーバーホール S:10328


YAMAHA (ヤマハ) YP-1000の修理にてお預かりしました。

症状
・33rpm 回転ムラ大

所見
・速度切替リレー接触不良
・各電子部品劣化

処置
・電源回路基板ダイオード3個交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換(一部フィルムコンデンサに交換)
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサ全数交換
  リレー全数交換(変換基板使用)
  調整用半固定抵抗器全数交換
  スパークキラー交換
  電源部小信号トランジスタ2個交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

当製品は、DDモーターユニットはTechnics SP-10のコストダウンバージョンを使用していますので、当店でメンテナンスが可能です。

お預かりした時には、33rpm時の回転ムラが多くなっていましたが、作業開始時点では33rpmが回転スタートしなくなっていました。
お求めになったお店で、ある程度のメンテナンスは施されていましたが、リレーは接点クリーニングのみで、交換はされていませんでした。
信号用のリレーは、接点をクリーニングしても、かなり近い将来に接触不良を起こします。
やはり、このリレーの接点接触不良にて、今回の不具合が発生していました。
また、当店のオーバーホールメニューの交換対象部品が交換されていませんでしたので、お客様にご了解を頂き、オーバーホールを実施しています。

この製品には、電源スイッチ用と回転数切り替え用の2個のリレーが用いられています。どちらも海外製品で入手が難しく、有ったとしてもデッドストック品です。生産されて4半世紀以上経過した未密閉型のリレーは、保存状態にもよりますが半年から1年程度で駄目になるケースが多いので、お客様のご了解の上、オムロンの現行品で、密閉型を使用しました。
勿論、大きさもピン配置も互換性は有りませんので、当店で変換用の基板を製作し、リレー交換を実施しています。

その他、当店のオーバーホールメニューにてオーバーホールを実施しています。33rpm、45rpmどちらも安定して回転する様になりました。劣化部品は考えられる全ての物を新品に交換し、半田付けも修復していますので、今後長期間、安定して製品の持ち味を発揮するでしょう。

YAMAHA YP-1000が故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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KENWOOD (ケンウッド) L-07D 修理・オーバーホール S:050174


KENWOOD (ケンウッド) L-07Dの修理にてお預かりしました。

症状
・動作安定しない

所見
・各電子部品の劣化
・回路基板の回路パターン切断

処置
・コントロール回路基板回路パターン修復
・機械ブレーキのブレーキシュー交換
・ブレーキソレノイド駆動用トランジスタ2個交換
・電源整流ダイオード交換
・リアコネクション回路基板裏付け抵抗器4個交換
・配線用スタッドピン表面研磨
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサ全数交換(電解コンデンサに交換されていた)
  調整用半固定抵抗器全数交換
  ヒューズ全数交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整
  24時間以上のエージング後、動作チェック

電源をONにすると、プラッタがゆらゆらと左右に揺れ、スタートすると回転はしますが、回転ムラが0.08%程度と、この機種にしては非常に悪い数値です。
3回程メーカー修理を受けているようです。サーボ用のICと電解コンデンサ、OPアンプICを交換した跡が有りました。
コントロール回路基板を集中的に修理しているようですが、回路基板のランドが多数剥がれ、OPアンプICも互換品が使用されています。タンタルコンデンサも交換されていますが、普通の電解コンデンサが使用されています。
また、加振すると色々な異常動作をします。
オーバーホール時にICやタンタルコンデンサを純正品に交換し、回路パターンの見直しを行いました。
ランドが剥がれている場所の回路パターンは修復されていますが、良い状態ではなく、接続したり外れたりしていましたので、メッキ線を用いて修正を行っています。

電源回路基板の半田修正時、整流用ダイオードの片方の半田を吸い取ると、リード線がぐらぐらになりました。おかしいな?と思い、部品面を見るとダイオード本体からリード線が外れていました。その様子です。

この構造のダイオードは、今回の様に本体からリード線が外れている事が頻度は低いですが何回か経験しました。
ロットによるものかも知れませんので、今回は4本使用されているダイオードを全て交換しています。

機械ブレーキのソレノイドがおかしな動作をしていました。通常でしたらストップ時に動作しますが、時々、回転中に動作します。また、ストップ時に動作しない時もあります。
このソレノイドを駆動しているトランジスタ2個を交換する事で、正常動作する様になりました。
また、機械ブレーキのブレーキシューが無くなっていましたので、取り付けています。
取り付け前後の様子です。

この機種の配線用スタッドピンは、今まで全部の製品で錆が発生し、ワイヤラッピングされた配線で接触不良が発生しています。そのまま半田を流したのでは半田が付きませんので、一度ピンを取り外し、表面を研磨した後半田メッキを行って配線を半田付けしています。
この様な状況です。

何とか配線を行おうとした跡がミエミエですが、この配線、少し揺すると外れました。
オーバーホール後の同箇所の様子です。

本体からのFG信号レベルが安定しません。
回路基板に固定抵抗器が半田付けされていますが、この固定に接着剤が使用されています。この接着剤、原因は不明ですが、部品を壊します。取り外して抵抗値を確認すると問題無いのですが、実装して信号を流すと悪さをします。
回路基板から取り外すと、この様になっています。

回路基板の部品面に新品部品を取り付けています。

今回の製品は色々と有りましたが、何とか正常動作する様になりました。
生産後、かなりの年月を経過していますので、電子部品の劣化は避けられませんが、メーカー修理ってこんなレベルなのかなと考えさせられました。

今回のオーバーホールにて動作は安定し、回転ムラも0.007%前後まで改善されています。
良い製品ですので、今後長らく安定して動作するでしょう。

早期のオーバーホール実施で、この製品の性能を安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

KENWOOD L-07Dが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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