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Technics(テクニクス) SP-10 SP-10mk2 SP-10mk3 修理・レストア専門ショップ

YAMAHA (ヤマハ) YP-1000 修理・オーバーホール S:10328


YAMAHA (ヤマハ) YP-1000の修理にてお預かりしました。

症状
・33rpm 回転ムラ大

所見
・速度切替リレー接触不良
・各電子部品劣化

処置
・電源回路基板ダイオード3個交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換(一部フィルムコンデンサに交換)
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサ全数交換
  リレー全数交換(変換基板使用)
  調整用半固定抵抗器全数交換
  スパークキラー交換
  電源部小信号トランジスタ2個交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

当製品は、DDモーターユニットはTechnics SP-10のコストダウンバージョンを使用していますので、当店でメンテナンスが可能です。

お預かりした時には、33rpm時の回転ムラが多くなっていましたが、作業開始時点では33rpmが回転スタートしなくなっていました。
お求めになったお店で、ある程度のメンテナンスは施されていましたが、リレーは接点クリーニングのみで、交換はされていませんでした。
信号用のリレーは、接点をクリーニングしても、かなり近い将来に接触不良を起こします。
やはり、このリレーの接点接触不良にて、今回の不具合が発生していました。
また、当店のオーバーホールメニューの交換対象部品が交換されていませんでしたので、お客様にご了解を頂き、オーバーホールを実施しています。

この製品には、電源スイッチ用と回転数切り替え用の2個のリレーが用いられています。どちらも海外製品で入手が難しく、有ったとしてもデッドストック品です。生産されて4半世紀以上経過した未密閉型のリレーは、保存状態にもよりますが半年から1年程度で駄目になるケースが多いので、お客様のご了解の上、オムロンの現行品で、密閉型を使用しました。
勿論、大きさもピン配置も互換性は有りませんので、当店で変換用の基板を製作し、リレー交換を実施しています。

その他、当店のオーバーホールメニューにてオーバーホールを実施しています。33rpm、45rpmどちらも安定して回転する様になりました。劣化部品は考えられる全ての物を新品に交換し、半田付けも修復していますので、今後長期間、安定して製品の持ち味を発揮するでしょう。

YAMAHA YP-1000が故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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KENWOOD (ケンウッド) L-07D 修理・オーバーホール S:050174


KENWOOD (ケンウッド) L-07Dの修理にてお預かりしました。

症状
・動作安定しない

所見
・各電子部品の劣化
・回路基板の回路パターン切断

処置
・コントロール回路基板回路パターン修復
・機械ブレーキのブレーキシュー交換
・ブレーキソレノイド駆動用トランジスタ2個交換
・電源整流ダイオード交換
・リアコネクション回路基板裏付け抵抗器4個交換
・配線用スタッドピン表面研磨
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサ全数交換(電解コンデンサに交換されていた)
  調整用半固定抵抗器全数交換
  ヒューズ全数交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整
  24時間以上のエージング後、動作チェック

電源をONにすると、プラッタがゆらゆらと左右に揺れ、スタートすると回転はしますが、回転ムラが0.08%程度と、この機種にしては非常に悪い数値です。
3回程メーカー修理を受けているようです。サーボ用のICと電解コンデンサ、OPアンプICを交換した跡が有りました。
コントロール回路基板を集中的に修理しているようですが、回路基板のランドが多数剥がれ、OPアンプICも互換品が使用されています。タンタルコンデンサも交換されていますが、普通の電解コンデンサが使用されています。
また、加振すると色々な異常動作をします。
オーバーホール時にICやタンタルコンデンサを純正品に交換し、回路パターンの見直しを行いました。
ランドが剥がれている場所の回路パターンは修復されていますが、良い状態ではなく、接続したり外れたりしていましたので、メッキ線を用いて修正を行っています。

電源回路基板の半田修正時、整流用ダイオードの片方の半田を吸い取ると、リード線がぐらぐらになりました。おかしいな?と思い、部品面を見るとダイオード本体からリード線が外れていました。その様子です。

この構造のダイオードは、今回の様に本体からリード線が外れている事が頻度は低いですが何回か経験しました。
ロットによるものかも知れませんので、今回は4本使用されているダイオードを全て交換しています。

機械ブレーキのソレノイドがおかしな動作をしていました。通常でしたらストップ時に動作しますが、時々、回転中に動作します。また、ストップ時に動作しない時もあります。
このソレノイドを駆動しているトランジスタ2個を交換する事で、正常動作する様になりました。
また、機械ブレーキのブレーキシューが無くなっていましたので、取り付けています。
取り付け前後の様子です。

この機種の配線用スタッドピンは、今まで全部の製品で錆が発生し、ワイヤラッピングされた配線で接触不良が発生しています。そのまま半田を流したのでは半田が付きませんので、一度ピンを取り外し、表面を研磨した後半田メッキを行って配線を半田付けしています。
この様な状況です。

何とか配線を行おうとした跡がミエミエですが、この配線、少し揺すると外れました。
オーバーホール後の同箇所の様子です。

本体からのFG信号レベルが安定しません。
回路基板に固定抵抗器が半田付けされていますが、この固定に接着剤が使用されています。この接着剤、原因は不明ですが、部品を壊します。取り外して抵抗値を確認すると問題無いのですが、実装して信号を流すと悪さをします。
回路基板から取り外すと、この様になっています。

回路基板の部品面に新品部品を取り付けています。

今回の製品は色々と有りましたが、何とか正常動作する様になりました。
生産後、かなりの年月を経過していますので、電子部品の劣化は避けられませんが、メーカー修理ってこんなレベルなのかなと考えさせられました。

今回のオーバーホールにて動作は安定し、回転ムラも0.007%前後まで改善されています。
良い製品ですので、今後長らく安定して動作するでしょう。

早期のオーバーホール実施で、この製品の性能を安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

KENWOOD L-07Dが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
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Technics (テクニクス) SP-10mk2A オーバーホール S:DA3308A026


Technics (テクニクス) SP-10mk2Aのオーバーホールにてお預かりしました。

所見
・ストロボ点灯しない
・機械ブレーキ動作しない
・回転時こすれる様な異音発生

処置
・メイン回路基板ひび割れ修正
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  高分子電解コンデンサ全数フィルムコンデンサに交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  3端子レギュレータ全数交換
  裏付け部品半田面から部品面に移設
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作チェック
・電源コード3Pインレットに交換

オーバーホールと電源コードの3Pインレット化を承りました。
初期確認時に回転時の異音を確認しました。
機械ブレーキが動作していない上に、ブレーキバンドがモーターのローター外周部に接触する様に調整してあります。常時、少しだけ機械ブレーキが掛かっている状態です。その為に、回転時にこすれる様な異音が発生していました。
見難いですが、この様な状態です。

ブレーキソレノイドが引かれていない状態で、ブレーキバンドがモーターローター外周部に接触しています。
原因は、メイン回路基板にひび割れが発生していて、回路パターンが切断されていた事です。

この切断された回路パターンには、機械ブレーキとストロボ点灯用の信号が流れています。
回路パターンとひび割れの修正を実施しています。

これにより、ストロボが点灯し、機械ブレーキも動作する様になりました。ブレーキソレノイドが引いていない時には、ブレーキバンドがモーターローター外周部分に接触していません。

不思議な事が有ります。何故、機械ブレーキが少しだけ接触していたのでしょうか。謎です。

各電子部品の劣化が進んでいますので、オーバーホールを実施しています。

お客様のご要望により、電源コードを3Pインレットに交換しています。

今回は、オーバーホールと基板修正で問題無く動作する様になりましたが、電源回路の問題が発生している製品は他の電子部品が壊れている可能性が高く、メンテナンス費用が上昇する事に繋がります。また、見た目は問題が無い様でも、生産後、かなりの年月が経過していますので、電子部品の劣化は避けられませんから、何らかの問題を抱えています。
早期のオーバーホール実施で、この製品の性能を安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
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Technics (テクニクス) SL-01 修理・オーバーホール S:DA740GB049


Technics (テクニクス) SL-01の修理にてお預かりしました。

症状
・高速回転

所見
・各電子部品の劣化

処置
・定電圧ダイオード1個交換
・メイン回路基板回路パターン腐食によりジャンパー線にて修復
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサをフィルムコンデンサに全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  各操作スイッチ、電源スイッチ交換
  回路基板接続用コネクタ全数交換
  ヒューズ交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け  
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  アーム動作点検、調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

FGコイルからの信号を増幅するアンプの出力が殆ど無くなり、サーボ回路が正常に動作していませんでした。
オーバーホールを実施した事により、FG信号が正常に増幅されるようになり、各回路が正常動作する様になりました。

電解コンデンサの液漏れにより、回路パターンの腐食が進んでいる箇所が有りました。腐食部分を削り取ると回路パターンが無くなってしまいましたので、ジャンパー線にて修復しています。

部品交換時に気がついていたのですが、サーボ調整用の半固定抵抗器が回しきり状態になっていました。
部品交換、半田付け修正を行った後、仮組立を行って動作確認を行います。サーボは掛かり定速回転していますが、やはりサーボの調整が半固定抵抗器の調整範囲で規格に入りません。このままではお客様にお返し出来ませんので、トラブルシューティングに入ります。
FG信号から波形整形されたサーボ用の信号レベルが、定格の半分しか有りません。
リミッタ用に定電圧ダイオードが使用されていますので、この部品を取り外しチェッカーにて確認しますが、全く問題は有りません。ただ、どう考えてもこのダイオードが悪さをしていますので、新品と交換した所、信号レベルが定格に戻り、調整も規格に合致しました。
部品の半殺し状態だったのでしょう。
ただ、気になるのは、回路基板に修理の跡が無い事です。普通に考えると、工場出荷状態から回路基板に何も手が加えられていない状態で、当店に入荷したと思われます。
生産ラインで不具合を治さずにそのまま出荷する事は、普通に考えると有り得ません。オーナー様がご使用中にサーボの不具合が発生し、修理に出した所、修理者がこの半固定抵抗器を回したら定速回転したので、それ以上の追求はしないでオーナー様に返却したのだと思われます。要するに手抜き修理ですね。
ただ、これは私の推測です。

オーバーホールを実施した事で、この製品の性能を長期間安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSL-01の安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SL-01が故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-15 修理・オーバーホール S:DA8L19B110


Technics (テクニクス) SP-15の修理にてお預かりしました。

症状
・設定回転数に関係なく高速回転

所見
・各電子部品劣化
・半田付け劣化

処置
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサ全数フィルムコンデンサに交換
  操作用タクティールスイッチ全数交換
  ドライブ回路基板トランジスタ1個交換
  ロジック回路基板チェナーダイオード1個交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  各回路基板接続用コネクタ交換
  ヒューズ交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整、機械調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

調子良く定速回転していると思えば、急に高速回転したり定速回転に戻ったりしていました。ちょっとした加振で症状が出ていますので、どこかの接触不良を疑います。
SP-15の場合、FGコイル取付部の半田付けの状態が悪くなり、FGコイルからの回転数信号が制御回路に入力されない為に高速回転する事が良く有ります。
今回も同じ事が発生していると思い、FGコイル周辺の半田付けを修正しました。頻度は減りましたが加振で高速回転する事が有ります。
FG信号を追っかけると、ある電解コンデンサを加振すると信号レベルがガクンと下がります。その電解コンデンサのリード線を見ると、緑青が発生していました。
他の電解コンデンサにも緑青が発生しています。
取り外した緑青が発生していた電解コンデンサです。

生産後、長期の年月を経ていますので、この様な電子部品の劣化は避けられません。今回の製品も、オーバーホールを実施した事で不具合は解消しています。

オーバーホール実施で、この製品の性能を安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
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KENWOOD (ケンウッド) L-07D 修理・オーバーホール S:00900250


KENWOOD (ケンウッド) L-07Dの修理にてお預かりしました。

症状
・電源ON後、暫くして高速回転する

所見
・各電子部品の劣化

処置
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  OPアンプ6個交換
  ヒューズ全数交換
  スパークキラー交換
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  機構部クリーニング、注油
  電気調整
  24時間以上のエージング後、動作チェック
・水晶発振子交換
・本体モーター部、非純正ワッシャ取り外し

各電子部品の劣化により、コントロールユニット内の温度が上昇するとサーボが外れて高速回転していました。
コンデンサ類の他、OPアンプも劣化が認められましたので、新品に交換しています。

モーターユニット内に、純正では取り付けられていないワッシャが取り付けられていました。
中には、アルミニウム板から削り出している物も有ります。
そのワッシャです。

この製品のモーターは、コアレスモーターが使用されています。プリント基板上に何層かのコイルが平面上に取り付けられています。
モーター巻線を観察すると、所々に出っ張りが確認できました。巻線の角の部分に集中していますので、巻線に何らかの衝撃が加えられて、その部分が盛り上がったのだと思います。
ワッシャを取り外して、再度組み立てると、その盛り上がった部分に回転子のマグネットが接触して、異音が発生しています。その接触を避ける為にワッシャを入れたのでしょう。
ワッシャを入れると、その厚み分、コイルとマグネットの隙間が広がります。そうなると、モーター本来の回転トルクが発揮されません。
巻線の盛り上がった部分を慎重に元に戻し、ワッシャが無くても巻線とマグネットが接触しないように修正しています。

この頃の製品は、配線にワイヤーラッピングが導入されています。このワイヤーラッピング、組立時の作業性は良いのですが、生産後、長期間の年月を経ると接触不良を起こす時が有ります。その為、ラッピングされた配線に半田を流して接触を確実にするのですが、今回の製品は、ラッピングされる端子に錆が発生し、半田が乗りませんでした。
少し見難いですが、その様子です。

このままでは確実な配線が出来ませんので、表面を磨き、ハンダメッキを施しています。

部品交換と半田付け修正が終わり、仮組立を行って仮調整を実施中、突然サーボが掛からなくなりました。定速回転中での出来事です。突然どの回転数でも高速回転します。信号へのノイズの混入も有りません。
まさかと思いながらクロック信号を確認すると、信号が有りません。水晶発振回路を確認すると、水晶発振子が発信していません。オーバーホール前のサーボが外れる時には、正常に発信していました。正しく突然死です。
この水晶発振子は在庫していませんので発注し、お客様に理由をお話して入荷するまでお待ち頂く事になりました。
お客様にお返しした後に発生した事を考えると、メンテナンス作業中に発生したのは幸運でした。

今回は、水晶発振子の突然の不具合発生が有りましたが、オーバーホールとモーター巻線の修正で問題無く動作する様になりました。
見た目は問題が無い様でも、生産後、かなりの年月が経過していますので、電子部品の劣化は避けられませんから、何らかの問題を抱えています。
早期のオーバーホール実施で、この製品の性能を安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

KENWOOD L-07Dが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-15 修理・オーバーホール S:DA5417E017


Technics (テクニクス) SP-15の修理にてお預かりしました。

症状
・時々高速回転

所見
・DDモーター部半田付け劣化
・各電子部品劣化

処置
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサ全数フィルムコンデンサに交換
  操作用タクティールスイッチ全数交換
  ドライブ回路基板トランジスタ1個、ダイオード1個交換
  ロジック回路基板チェナーダイオード1個交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  各回路基板接続用コネクタ交換
  ヒューズ交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整、機械調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

各回路基板に軽いショックを与えると、高速回転したり定速回転したりしています。
特にDDモーター部の回路基板を加振した時に、顕著に症状が発生します。
この製品には良く有る症状で、プラッタの回転数を検出するFGコイルの接続部の半田付けが劣化し、接触不良を起こしています。
オーバーホール時に半田付けの修正を行いますので、同時にこの接続部分の半田付け修正を行っています。
この半田付け修正、現存する劣化した半田の上から新しい半田を乗せても、半田付けの状態が悪くなっても良くなる事は有りません。異種半田が混ざり合いますので、見た目は半田が乗っていても、半田付け不良が早期に発生します。手間は掛かりますが、当店では劣化した半田を出来るだけ綺麗に取り除いた後、再度半田付けを行います。
時には、部品のリード線の劣化が進んで、リード線本体とメッキが剥離している事が有ります。この場合には、半田が綺麗に乗りません。古い半田を吸い取らないと、この様な事は判りませんので、半田付け修正は、信頼性を考えると、古い半田の上に新しい半田を盛るのはご法度です。

今回は、オーバーホールのみで問題無く動作する様になりました。
見た目は問題が無い様でも、生産後、かなりの年月が経過していますので、電子部品の劣化は避けられませんから、何らかの問題を抱えています。
早期のオーバーホール実施で、この製品の性能を安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DK2301C072


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・電源は入るが回転スタートしない

所見
・各電子部品劣化

処置
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
  3端子レギュレータ全数交換
  電源オペレーション回路基板トランジスタ1個交換
  電源オペレーション回路基板抵抗器2個交換
  ダイオード3個交換
  裏付け部品半田面から部品面に移設
  ストロボ、ソレノイド用電源トランジスタ交換、ヒートシンクに移設
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

制御回路用電源が正常に供給されていない為、回転がスタートしていませんでした。
電源を入れると、回転数やピッチコントロールのLEDは点灯しますが、スタートさせると高速で点滅しています。制御用電源回路の整流出力を観測すると、リップルが非常に大きく、ブリッジ整流が半波整流になっています。
整流回路の周辺は、この様な状態でした。

電解コンデンサのリード線が酸化し、周辺のジャンパー線にも、所々緑青が浮いています。また、2個の抵抗器のリード線が酸化していましたので、交換しています。
整流回路の出力を測定すると、この様になっています。

リップルが非常に大きくなっているのがお解り頂けると思います。整流用のブリッジダイオードの一部が壊れている事と、電解コンデンサの容量抜けが原因です。
定電圧回路を通過した後の波形です。上が+5V、下が+12Vです。


こうなると、直流とは言えませんね。これでは、各回路が正常に働く事は出来ません。
オーバーホールを実施した後の各波形です。
上から、整流後、定電圧回路通過後の+5V、同じく+12Vです。



オーバーホール後は、整流後のリップルが通常に戻り、半波整流になっていたものがブリッジ整流に戻っています。また、定電圧回路を通過した波形も、綺麗な直流になっています。
この整流回路のダイオードブリッジは、容量ギリギリの部品が使用されています。オーバーホール時に同じ容量の部品を使用すると同様の症状が予想されますので、交換するダイオードブリッジは、少し容量の大きな部品を使用しています。

今回は、オーバーホールのみで問題無く動作する様になりましたが、電源回路の問題が発生している製品は他の電子部品が壊れている可能性が高く、メンテナンス費用が上昇する事に繋がります。また、見た目は問題が無い様でも、生産後、かなりの年月が経過していますので、電子部品の劣化は避けられませんから、何らかの問題を抱えています。
早期のオーバーホール実施で、この製品の性能を安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 オーバーホール S:DK2421D135


Technics (テクニクス) SP-10mk3のオーバーホールにてお預かりしました。

所見
・各電子部品の劣化により、回転時微振動発生

処置
オペレーション回路基板上の操作スイッチ全数交換
本体速度切替スイッチ全数交換
オーバーホール
・電解コンデンサ全数交換
・高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
・無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
・フィルムコンデンサ全数交換
・調整用半固定抵抗器全数交換
・リレー交換(半導体リレー使用)
・ヒューズ全数交換
・制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
・3端子レギュレータ全数交換
・電源オペレーション回路基板トランジスタ1個交換
・ダイオード2個交換
・裏付け部品半田面から部品面に移設
・ストロボ、ソレノイド用電源トランジスタ交換、ヒートシンクに移設
・各回路基板洗浄、防湿コーティング
・各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
・機構部洗浄、注油
・機械調整
・電気調整
・24時間以上のエージング後動作チェック

見た目には正常に動作していますが、今後、安心・安定にお使いになられたいとの事で、オーバーホールを実施させて頂きました。

オーバーホール前に現状確認を行いますが、この製品も他の製品と同じく、回転時にモーターが微振動をしています。33rpmでは触感では解りにくいですが、78rpmで回すと、はっきりと振動が手に伝わって来ます。
モーター駆動波形を観測すると、33rpmでも異常が解ります。
オーバーホールを実施すると、微振動は綺麗に無くなり、駆動波形を観測しても異常は見られなくなります。

今回の製品は、裏付け部品の半田付けが外れている箇所が有りました。その様子です。

裏付けされた電解コンデンサの半田付けが綺麗に外れています。電解コンデンサから漏れた電解液によって半田が酸化しています。その為に半田外れが発生しています。
この裏付けコンデンサ、液漏れを起こしている事が多く、時には周辺の回路パターンまで酸化していて、パターン修正を行う事も有ります。今回は問題有りませんでした。
この回路基板は電源回路が載っていますので、熱的に苦しい部分です。部品交換時には、あまりやりたくは無いのですが回路基板に0.8mm程度の穴を開け、部品面に実装して少しでも熱を受けないようにしています。

今回のオーバーホールにて、今後長期に渡り安定動作する様になります。また、各回路が正常に動作しますので、この製品が持っている性能が発揮出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk2 修理・オーバーホール S:DA0227H015


Technics (テクニクス) SP-10mk2の修理にてお預かりしました。

症状
・設定回転数に関わらず、高速回転

所見
・FGコイル断線
・各電子部品劣化
・モーター軸下部樹脂部品摩耗

処置
・FGコイル巻き直し
・モーター軸下部樹脂部品研磨
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換(基本的にオーディオグレード品使用)
  フィルムコンデンサ全数交換(ECQMタイプのみ)
  調整用半固定抵抗器全数交換
  電源回路ヒューズ全数交換
  スピンドル部クリーニング・注油
  メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
  回路基板半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
  回路基板クリーニング・防湿コーティング
  電気調整・メカニズム調整
  24時間以上のエージング後、動作チェック

プラッタの回転数を検出するFGコイルが断線し、回転数信号がサーボ回路に入力されない為、サーボが掛からず高速回転していました。
コイルを巻取り、巻き直しを行っています。

この製品のFGコイル断線は、良く有る症状です。大体、同じ場所で断線しています。また、このコイルが断線している製品は、コイルユニットを取り付けるネジが緩んでいます。

電子部品の劣化が進むと、色々な信号のタイミングがずれたり、回路内で発生するノイズが増加してきます。それが原因でモーター駆動信号が不安定になり、モーター自体が微振動を起こします。この微振動がコイルの線材に伝わり、断線に繋がるのだと思います。
ダイレクトドライブですので、モーターの微振動はそのままプラッタにも伝わります。その結果、レコード再生時の低域ノイズが発生し、スッキリとしない再生音になります。
オーバーホールを実施する事でこの微振動は無くなりますので、再生音がスッキリし、FGコイルの断線が発生する可能性も低くなります。

今回の製品は、お客様がサードパーティー製ステンレス削り出しのプラッタをご使用になられていました。このプラッタ、重量が純正品よりもかなり重い製品です。
それが主な原因だと思いますが、モーター軸の下部に取り付けられている樹脂部品の金属ボールとの接触面が若干摩耗し、少し面が荒れていました。また、モーター駆動用トランジスタの発熱が多くなっていたようで、放熱用グリスが固形化していました。このグリスは、オーバーホール時に塗り直しています。
FGコイルを巻き直し、オーバーホールを実施した状態でも回転ムラが規格から大きく外れ、数値がふらついています。
樹脂部品の金属ボール当たり面を研磨し、面荒れを修正して回転ムラを測定すると、0.008%程度(33rpm時)まで改善されました。

サードパーティー製の製品をご使用になる場合には、その製品と純正品との規格を比較し、しっかりと吟味をして使用して頂きたいと思います。
機械的、電気的に無理が掛かる様な製品は避けるべきです。製品の寿命を著しく縮める可能性が非常に高くなります。

オーバーホールを実施する事で、初期の性能に限り無く近付きますので、ご安心してお使い頂けます。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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