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Technics (テクニクス) SL-1000mk3 オーバーホール S:DK2726E015


Technics (テクニクス) SL-1000mk3のオーバーホールにてお預かりしました。

所見
・回転トルク弱い 
・回転立ち上がり遅い 
・停止が遅い 
・加振にて動作異常
・回転時プラッタ振動発生 
・回転時モーター部から異音発生 
・スピンドル下部軸受接触部面荒れ
・本体速度調整ボタンのネジ位置調整ズレ

処置
・スピンドル下部軸受交換 
・スピンドル下部軸受接触部研磨 
・スピンドル側面研磨
・各操作スイッチ全数交換 
・本体速度切替ボタン部ネジ位置調整
・ヒューズ回路基板配線接続用スタッドピン研磨
・キャビネットダストカバーヒンジ分解清掃、グリスアップ、調整ネジ部圧入ナット取り付け
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサ使用部フィルムコンデンサに全数交換
   (普通の電解コンデンサに交換されていた為)
  電源用3端子レギュレータ全数交換
  制御回路用電源回路ダイオードブリッジ交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  ヒューズ全数交換
  リレー交換(電子リレー使用)
  トランジスタ全数性能簡易チェック
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整
  機械調整
  48時間以上のエージング後動作チェック

2006年6月に、某修理工房さんでメンテナンスを受けていた製品です。
作業前チェックで、異常動作に気が付きました。
回転スタートが異常に遅く、定速回転するまでスタートから約1.5秒かかります。また、停止時にも約2秒程度かかっています。回転時のトルクも非常に弱く、指1本で簡単に回転数が低下し、回転時にモーターから異音が出て振動しています。
この製品の能力が全く発揮されていません。
コントロールユニットに少し加振をすると、勝手にスタート・ストップしたり電源が切れたりと、色々な異常動作をします。
以前、同じ症状を経験した事が有ります。同じ修理工房さんがメンテナンスを手がけておられる製品でした。こちらの製品です。

http://sp-10.jp/?p=6331

同じ時期に同じお客様の製品のメンテナンスを実施されていますが、全く同じミステイクをしています。
当店入荷時のモーター駆動波形です。上から33rpm、45rpm、78rpmです。



盛大にパルスが混入しています。これが今回の回転異常の犯人です。
モーター駆動回路の整流回路で、電解コンデンサの取付ミスが有りました。同じ回路パターン上に電解コンデンサの両方のリード線が半田付けされています。


基板の表裏を比較して頂ければご理解頂けると思いますが、同じ回路パターン上に電解コンデンサの両方のリード線が取り付けられています。
これではコンデンサがただの飾りで、全く機能していません。故障を作っている様なものです。
オーバーホール後のモーター駆動波形です。上から33rpm、45rpm、78rpmです。



電源回路が正常に動作する様になりましたので、正常な波形に戻っています。

半田付けの状態が悪く、半田付け不良箇所が多々有りました。
その一例ですが、ヒューズ回路基板の配線部分を載せます。

この部分の配線は、ラッピング手法で行われています。この部分の接触不良を防止する為に半田を流しているのですが、配線材を手で解くと、半田ごてを使わなくても解けました。解いた跡のです。

全ての端子で発生していたのではありませんが、この部分の7箇所のうち4箇所で発生していました。
この半田付け不良が原因なのかは不明ですが、解いた後、半田を吸い取って新しい半田を乗せようとしても半田が綺麗に乗りません。
端子を全部取り外して、表面を研磨した後半田を乗せています。

また、同じ回路基板の配線で問題が有りました。

ヒューズ回路基板から電源スイッチに繋がっている配線です。ラッピングされていますが、半田は流されていません。この配線を触ると簡単に回転します。もしやと思い、配線を持ち上げると、そのままの形でピンから抜けました。加振にて電源が切れるのは、これが原因だと思います。

一度ラッピングを解き、再ラッピングして半田を流そうと思われたのでしょう。半田を流し込むのを忘れられたのですね。

スピンドルの潤滑剤に何を使用されたのか不明ですが、スピンドル下部軸受との接触面で異常摩耗が発生していました。
スピンドル軸の先端と軸受の状態です。


このままでは異常摩耗が進み、正常な回転が望めなくなりますので、スピンドル軸先端の研磨と、軸受の交換を行っています。
研磨後のスピンドル先端です。

完全な鏡面では有りませんが、今の当店の設備ではここまでです。
また、スピンドル側面にも細かい傷が多量に入っていましたので、研磨を行っています。
スピンドル下部軸受を分解した時の状況です。



各操作スイッチに接触不良が認められましたので、各スイッチを全数交換しています。
このスイッチの交換時にも一波乱が有りました。
本体の速度切替スイッチですが、スイッチを押しているボタンのネジを無駄に回しているので、正常にスイッチが動作しません。ネジロックにしているのだと思いますが、ネジの周囲に塗料が塗られていて、ネジ穴にも入り込んでいます。ネジを回そうとしても、レンチがネジ穴に入りません。周りはプラスチックなので溶剤を使うのはためらいます。先の細い針で少しづつ削り取り、やっとネジを回す事が出来ました。
スイッチ交換後、ネジを取り外し、クリーニングを行ってネジロック剤を塗布して取り付け、位置調整を行っています。
スイッチを押す部分です。

因みに、このスイッチを押すネジ位置の調整を行ったのは2回目です。前回も他の修理屋さんが触った製品のオーバーホールを行った時でした。このネジ位置調整、よほどの事が無い限り不要です。何が有って調整が必要になったのか、周辺の部品の状態を見ても不明です。スイッチの接触不良を部品交換しないで何とか誤魔化そうとしたのでしょうか?

前回のメンテナンスで電解コンデンサは全数交換されていますが、実装に問題が有る為と今後の安定動作に不安が有りましたので、当店のオーバーホールメニューにてオーバーホールを実施しています。

お客様のご要望で、ダストカバーのヒンジ部のトルク調整用ネジ山の補修を行いました。
この部分は、少し強い力が加わりますので、ネジ穴の破損が多く発生しています。アルミダイカストの2mm程度の厚みの所にM5のネジを切っていますので、仕方が無い所です。
厚さは変えられませんので、ネジ穴を大きくし、圧入ナットを取り付けています。
上が作業前、下が作業後です。

通常のオーバーホールに使う時間よりも、不具合の解消に時間が掛かってしましました。オーバーホール実施後は加振での動作異常は無くなり、回転時の振動が無くなり、回転トルクも復活し、スタート・ストップの時間も正常に戻っています。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:NE0AF10003


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。
今回は、回転中に突然停止する・回転停止に時間がかかる・停止時に逆回転するとの症状です。

所見
・各電子部品の劣化
・スピンドル下部軸受破損
・機械ブレーキ調整甘い

処置
・スピンドル下部軸受交換
・電源コード接続部手直し
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換(高分子電解コンデンサはフィルムコンデンサに交換)
  フィルムコンデンサ全数交換
  3端子レギュレータ全数交換
  制御回路用電源回路ダイオードブリッジ交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  ヒューズ全数交換
  リレー全数交換(電子リレー使用)
  小信号トランジスタ12個交換
  コントロールユニット側スタート・ストップスイッチ交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整
  機械調整
  24時間以上のエージング後動作確認

各電子部品の劣化と、機械ブレーキ用のソレノイドの取り付け位置が通常と違う位置に調整されていました。

制御回路用電源の整流回路に使われているダイオードブリッジの内部で、ダイオード素子が2個壊れていて、半波整流になっていました。それに加え、平滑用電解コンデンサの劣化が有り、制御回路用電源が正常に供給されていませんでした。
制御用電源回路の清流出力波形です。上がオーバーホール前、下がオーバーホール後です。


時間軸、電圧軸共に同じですので、オーバーホール前後の違いが見て取れると思います。
+5Vラインはあまり影響を受けませんが、+12Vラインはかなり影響を受けています。
その様子です。

リップルの谷の部分で、電圧降下しているのが分かります。
大した電圧降下ではありませんが、この測定はケースを外した状態で行っています。ケーシングされた状態で使用していると、内部は冬場でも40度を超える事が有りますので、この電圧降下は、もっと酷い状態になっていると思われます。
オーバーホール後は、24時間以上の連続運転でも異常は見られません。

回路基板のハンダを吸い取る時に、トランジスタの簡易特性チェックとリード線の状態の確認を行うのですが、通常であれば全く問題は無く、そのまま同じ場所にきっちりと実装するのですが、今回はhfeの低下やリニアリティの劣化が認められた物が12個有りました。このトランジスタは新品に交換しています。

スピンドルの下部軸受が割れていました。この様な状態です。

割れた状態で使用されていましたので、摩耗も進んでいます。
この様な状態でも、回転ムラは、0.015%に入っていましたので驚きです。
この軸受を当店オリジナルの部品と交換し、スピンドルの軸受接触部に少し傷が有りましたので、研磨を行い、傷を無くしています。
オーバーホール後に回転ムラを測定するのですが、33rpmで0.001%、45rpmで0.0008%、78rpmで0.0004%でした。(FG直読法、RMS値)
測定限界ギリギリですね。測定方法を間違えたかと思い、再測定を行いましたが、結果は変わりません。誤差を考えても、ここまで良いのは初めてです。個体差だと思いますが、こんな特性の製品も有るのですね。

機械ブレーキソレノイドの取り付け位置が悪く、機械ブレーキが正常に機能していませんでした。
通常であれば、停止スイッチを押したタイミングとほぼ同時に停止しますが、今回は、2秒弱程度回転します。時には、45度程度逆回転します。
電子ブレーキのかけ過ぎと、機械ブレーキの調整が甘い時に、この様な現象が発生します。
ブレーキソレノイドが通常よりもかなりプランジャーの動作範囲を狭める位置にずれて取り付けられています。このままでは、いくら調整しても、機械ブレーキはしっかりと効きません。
プランジャーの動作範囲を広げる位置にソレノイドを取り付け、電子ブレーキの効きを正常になる様に調整した後、機械ブレーキの調整を行っています。これにより、正常に停止する様になりました。
ただ、何故この位置にソレノイドを固定したのでしょうか。ネジの跡も、この場所だけに付いています。
多分、ロットにより違いが有るのだと思います。今回と同じ位置にソレノイドが固定されている事が、今までに何回か有りました。
工場出荷時には正常に動作していたと思います。ブレーキシューの経年変化でブレーキの効きが悪化したのでしょうか。ただ、今回と同じ作業を行うと、正常に戻ります。
本製品の不思議の一つです。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DK2906E034


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・プラッタ回転不安定
・加振にて異常動作
・プラッタ回転時すりこぎ運動
・キャビネットダストカバーヒンジ部トルク調整ネジ山破損
・回転スタート及びストップの動作が鈍い

所見
・スピンドル軸潤滑剤不適正品使用
・半田付け不良箇所有り
・各電子部品劣化

処置
・キャビネットダストカバーヒンジ部トルク調整ネジ山 プレスナットにて修復
・スピンドル修復(傷取り、プラッタ搭載部クリーニング)
・スピンドル軸受傷取り 下部軸受交換
・プラッタスピンドル取付部クリーニング
・ヒューズ回路基板配線半田付け手直し
・各操作スイッチ全数交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
  (通常の電解コンデンサに交換されていた)
  無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
  3端子レギュレータ全数交換
  電源オペレーション回路基板トランジスタ1個交換
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  ストロボ、ソレノイド用電源トランジスタ交換、ヒートシンクに移設
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

某修理工房さんが、2010年1月9日にメンテナンスを実施された製品です。

梱包を解き、動作確認の為に作業台に置きます。
最初にチェックするのは、スピンドルの回転状態ですが、ここで躓きました。
回転が非常に重く、回転方向には何とか回りますが、上下方向には全く動きません。
プラッタを載せると、何とか回転しますので、動作チェックを行います。

電源を入れると、一瞬表示が点灯し、トランス1次側のヒューズが切れました。
ヒューズ回路基板から電源回路基板への配線を外しても、元気良くヒューズが飛びます。
コントロールユニットを分解し、各回路基板をクリーニングすると、この現象は無くなりました。
回路基板の写真は、クリーニング前の状態で撮影しています。

クリーニングした時のクリーニング液の状況です。
上が新品、下が回路基板2枚をクリーニングした後の状態です。


普通でしたら、本体も含めた全ての回路基板をクリーニングしても、ここまでは変色しません。
コーティング剤に何を使用されているのでしょうか?
因みに、当店で使用しているコーティング剤とクリーニング液です。

回路基板をクリーニングし、再組立を行って動作チェックです。
スピンドルの回転が重い為、サーボが全く安定しません。
通常であれば、ここで各調整値を確認するのですが、この様な状態では実施出来ません。
取り敢えず、モーター駆動信号だけ確認しました。
上から、33rpm、45rpm、78rpmです。



少しいびつな感じは有りますが、非常に悪い様には見えません。電圧には異常を感じます。
オーバーホール後の波形です。同じく上から、33rpm、45rpm、78rpmです。



少しきれいな波形になっていますが、電圧の表示を見て下さい。
オーバーホール前はフルスケール20V,オーバーホール後はフルスケール10Vです。
約2倍の電圧で駆動されていたのですね。電力で考えると、単純計算では4倍です。
メンテナンス実施時に、駆動系と電源系の半導体を確認しましたが、1個のトランジスタでhfeの低下が見られましたので交換しています。

この原因は、前回のメンテナンス時に有ります。
この製品のスピンドルを潤滑しているのはオイルです。これは、設計者が何回も試作を行い、熟考されて決定した事です。
これを、前回のメンテナンス作業者は、モリブデングリスに入れ替えています。重いプラッタにはオイルでは駄目!という理由です。
結果、8年弱で機械的に使い物にならなくなる寸前まで劣化していました。
この製品には、普通、モリブデングリスは使用しません。

通常、スピンドル軸を軸受から取り外す時は、下側の軸受を取り外し、上下方向のストッパ金具を取り外すと、スルスルと軸が抜けます。今回は、人力では抜けませんでした。プレス機を使って、オイルを注油しながらゆっくりと抜いています。
軸も軸受も擦り傷が多量に入っていました。その様子です。



どの部分も、かなり深い傷が入っています。クリーニング後、オイルを充填して回転させてみましたが、普通よりも回転が重く、ジョリジョリといった感触が伝わって来ます。
このままでは使用できませんので、研磨を行っています。ただ、傷をキレイに取り去ると、軸と軸受のクリアランスが過大になりすぎますので、傷の凸の部分を研磨します。表面の傷は残っていますが、引っ掛かりは無くなり、スムースに回転しています。本当は鏡面まで仕上げたいのですが・・・


スピンドル下部軸受の状態です。

グリスを取り除くと、軸との当たり面が抉り取られ、面荒れを起こしています。

この部分も、このままでは使用出来ませんので、当店オリジナル品と交換しています。色は違いますが、純正品と同等の性能です。

半田付けの状態や部品実装状態、当店の交換対象部品の未交換等で、オーバーホールを実施しています。
半田付けの状態は、以前の物と変わり有りません。どの回路基板も加振にて異常動作をしています。当店でのオーバーホール後は、この様な事は発生していません。

プラッタ回転時、2mm程度すりこぎ運動をしていました。プラッタのスピンドル接続部にアルミニウムの破片の様な異物が付着していましたのでそれを取り除き、クリーニングと研磨を行っています。
上から、クリーニング前、クリーニング後です。


このクリーニングにより、プラッタのすりこぎ運動は無くなっています。

蛇足ですが、この半田付けは危ないなと思った部分を紹介します。


今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:NE0FF10100


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・加振にて高速回転
・回転時微振動発生

所見
・本体内部FG配線半断線
・各電子部品劣化

処置
・本体内部配線コネクタ接続部一部修正
・本体スタートストップスイッチ交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
  3端子レギュレータ全数交換
  電源オペレーション回路基板トランジスタ1個交換
  ダイオード2個交換
  裏付け部品半田面から部品面に移設
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

本体内部配線のコネクタ部分で、コンタクトと配線材が切れ掛かっていて、振動で導通したりしなかったりを繰り返していました。
この部分です。

このコネクタの左から11番目の黄色の配線が、コンタクトの中で切れ掛かっています。少し引っ張ると、コンタクトから配線が簡単に外れました。この状態では、FG信号がコントロール回路に入力されませんので、制御不能となって高速回転します。
同じコンタクトは入手不可能ですので、この部分を直接コンタクトに半田付けし、周辺を熱収縮チューブで保護しています。
同じ症状で、以前に修理を行った形跡が有ります。サーボに関するICの交換と、このコンタクトを交換したのでしょう。ただ、コンタクトのカシメ方があまり良く無くて、今回の不具合に繋がったのだと思います。

普通に回転している時に、微振動が感じ取れました。
モーター駆動波形を観測すると、パルス状のノイズが混入しています。その様子です。
上から33rpm、45rpm、78rpmです。



パルス状ノイズと言うよりも、発振している様にも見えます。このノイズが原因で、回転時に微振動が発生していました。
オーバーホール後の様子です。同様に、上から33rpm、45rpm、78rpmです。



オーバーホール後は、通常の波形に戻っています。勿論、微振動も無くなっています。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DK2421D142


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・回転スタートしない時有り
・ピッチコントロール動作しない

所見
・各回路部品劣化
・電源オペレーション回路基板回路パターン破損

処置
・電源オペレーション回路基板裏付け電解コンデンサ部回路パターン修正
・速度表示7セグメントLED交換
・各操作スイッチ交換
・FG信号入力コネクタ交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
  3端子レギュレータ全数交換
  電源オペレーション回路基板トランジスタ1個交換
  ダイオード2個交換
  裏付け部品半田面から部品面に移設
  ストロボ、ソレノイド用電源トランジスタ交換、ヒートシンクに移設
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

各電子部品の劣化と、それによる回路パターンの損傷にて症状が発生していました。
制御回路用電源回路の整流回路の電解コンデンサにも容量抜けが発生していて、正常な電源供給がされていませんでした。
整流後の電源波形です。

リップルと一部発振しています。
これにより、定電圧電源回路に正常な電圧が供給されていません。
定電圧電源回路の出力波形です。


上が+12V、下が+5Vです。特に+12Vに顕著な異常が見られます。
オーバーホールを実施する事により、正常に戻っています。
上から整流回路出力波形、+12V、+5Vです。


コントロール回路基板のFG信号入力部のコネクタが撤去され、回路基板に直接半田付けされていました。
その様子です。

半田付けされている部分は回路基板の半田面に有りますので、直接は見えませんが、入力コネクタが無くなっています。
同じコネクタは入手不可ですので、互換品を使用して元に戻しています。

電源・オペレーション回路基板の裏付け電解コンデンサから電解液が漏れ、回路基板の回路パターンを壊していました。
修正前の状態です。


電解コンデンサの電解液が漏れ出し、半田付けが酸化して外れ、回路パターンの表面が変色しています。
この部分のレジストを剥がし、回路パターンを磨いた状態です。1箇所、回路パターンが切れています。

切断された場所は、スズメッキ線で繋ぎ、他の場所は半田を乗せて修復しています。その様子です。

また、裏付けされていた電解コンデンサは、新品を部品面に実装しています。

オーバーホール前のチェック時に、回転時の振動が確認できました。
オーバーホール前のモーターの駆動波形です。



上から、33rpm、45rpm、78rpmです。パルス状のノイズが混入しているのが見えています。このノイズが、モーター振動の犯人です。
オーバーホール後のモーター駆動波形です。



同じく、上から33rpm、45rpm、78rpmです。パルス状のノイズが無くなり、モーター回転時の振動も無くなっています。

各操作スイッチに接触不良が発生していましたので、スイッチを全数交換しています。(電源スイッチは除く)これにより、ピッチコントロールが動作する様になりました。

今回は、電源回路の問題が発生していたり、電解コンデンサの電解液漏れによる回路パターンの損傷が発生していました。この様な製品は他の電子部品が壊れている可能性が高く、メンテナンス費用が上昇する事に繋がります。また、見た目は問題が無い様でも、生産後、かなりの年月が経過していますので、電子部品の劣化は避けられませんから、何らかの問題を抱えています。
早期のオーバーホール実施で、この製品の性能を安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DK2301C072


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・電源は入るが回転スタートしない

所見
・各電子部品劣化

処置
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
  3端子レギュレータ全数交換
  電源オペレーション回路基板トランジスタ1個交換
  電源オペレーション回路基板抵抗器2個交換
  ダイオード3個交換
  裏付け部品半田面から部品面に移設
  ストロボ、ソレノイド用電源トランジスタ交換、ヒートシンクに移設
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

制御回路用電源が正常に供給されていない為、回転がスタートしていませんでした。
電源を入れると、回転数やピッチコントロールのLEDは点灯しますが、スタートさせると高速で点滅しています。制御用電源回路の整流出力を観測すると、リップルが非常に大きく、ブリッジ整流が半波整流になっています。
整流回路の周辺は、この様な状態でした。

電解コンデンサのリード線が酸化し、周辺のジャンパー線にも、所々緑青が浮いています。また、2個の抵抗器のリード線が酸化していましたので、交換しています。
整流回路の出力を測定すると、この様になっています。

リップルが非常に大きくなっているのがお解り頂けると思います。整流用のブリッジダイオードの一部が壊れている事と、電解コンデンサの容量抜けが原因です。
定電圧回路を通過した後の波形です。上が+5V、下が+12Vです。


こうなると、直流とは言えませんね。これでは、各回路が正常に働く事は出来ません。
オーバーホールを実施した後の各波形です。
上から、整流後、定電圧回路通過後の+5V、同じく+12Vです。



オーバーホール後は、整流後のリップルが通常に戻り、半波整流になっていたものがブリッジ整流に戻っています。また、定電圧回路を通過した波形も、綺麗な直流になっています。
この整流回路のダイオードブリッジは、容量ギリギリの部品が使用されています。オーバーホール時に同じ容量の部品を使用すると同様の症状が予想されますので、交換するダイオードブリッジは、少し容量の大きな部品を使用しています。

今回は、オーバーホールのみで問題無く動作する様になりましたが、電源回路の問題が発生している製品は他の電子部品が壊れている可能性が高く、メンテナンス費用が上昇する事に繋がります。また、見た目は問題が無い様でも、生産後、かなりの年月が経過していますので、電子部品の劣化は避けられませんから、何らかの問題を抱えています。
早期のオーバーホール実施で、この製品の性能を安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
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Technics (テクニクス) SP-10mk3 オーバーホール S:DK2421D135


Technics (テクニクス) SP-10mk3のオーバーホールにてお預かりしました。

所見
・各電子部品の劣化により、回転時微振動発生

処置
オペレーション回路基板上の操作スイッチ全数交換
本体速度切替スイッチ全数交換
オーバーホール
・電解コンデンサ全数交換
・高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
・無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
・フィルムコンデンサ全数交換
・調整用半固定抵抗器全数交換
・リレー交換(半導体リレー使用)
・ヒューズ全数交換
・制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
・3端子レギュレータ全数交換
・電源オペレーション回路基板トランジスタ1個交換
・ダイオード2個交換
・裏付け部品半田面から部品面に移設
・ストロボ、ソレノイド用電源トランジスタ交換、ヒートシンクに移設
・各回路基板洗浄、防湿コーティング
・各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
・機構部洗浄、注油
・機械調整
・電気調整
・24時間以上のエージング後動作チェック

見た目には正常に動作していますが、今後、安心・安定にお使いになられたいとの事で、オーバーホールを実施させて頂きました。

オーバーホール前に現状確認を行いますが、この製品も他の製品と同じく、回転時にモーターが微振動をしています。33rpmでは触感では解りにくいですが、78rpmで回すと、はっきりと振動が手に伝わって来ます。
モーター駆動波形を観測すると、33rpmでも異常が解ります。
オーバーホールを実施すると、微振動は綺麗に無くなり、駆動波形を観測しても異常は見られなくなります。

今回の製品は、裏付け部品の半田付けが外れている箇所が有りました。その様子です。

裏付けされた電解コンデンサの半田付けが綺麗に外れています。電解コンデンサから漏れた電解液によって半田が酸化しています。その為に半田外れが発生しています。
この裏付けコンデンサ、液漏れを起こしている事が多く、時には周辺の回路パターンまで酸化していて、パターン修正を行う事も有ります。今回は問題有りませんでした。
この回路基板は電源回路が載っていますので、熱的に苦しい部分です。部品交換時には、あまりやりたくは無いのですが回路基板に0.8mm程度の穴を開け、部品面に実装して少しでも熱を受けないようにしています。

今回のオーバーホールにて、今後長期に渡り安定動作する様になります。また、各回路が正常に動作しますので、この製品が持っている性能が発揮出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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Technics (テクニクス) SP-10mk3 オーバーホール S:DK2301C144


Technics (テクニクス) SP-10mk3のオーバーホールにてお預かりしました。

所見
・回転時微振動発生

処置
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
  3端子レギュレータ全数交換
  電源オペレーション回路基板トランジスタ1個交換
  ダイオード4個交換
  裏付け部品半田面から部品面に移設
  ストロボ、ソレノイド用電源トランジスタ交換、ヒートシンクに移設
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

ご購入後、長期間ご使用になられて、これからも安心・安定してご使用になられたいとの事で、オーバーホールをご依頼頂きました。

回転時に微振動が発生しています。78rpmで回すと、振動がはっきりと手に伝わって来ます。33rpmでもモーター駆動波形を測定すると、振動が発生する原因の急峻な立ち上がりが確認できます。
その様子です。33rpmにて測定しています。上がオーバーホール前、下がオーバーホール後です。


この症状は、当店に入荷するSP-10シリーズ全てに、大なり小なり発生しています。これは、各電子部品の劣化が進み、各回路が正常に機能していない為に発生していますので、オーバーホールを実施する事で、完全に無くなります。
今回の製品も、オーバーホールを実施した事で、微振動は完全に治まっています。

今回のオーバーホールにて、今後長期に渡り安定動作する様になります。また、各回路が正常に動作しますので、この製品が持っている性能が発揮出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:AV7J29F040


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・ストロボ点灯せず
・ブレーキソレノイド動作しない
・回転時微振動発生

所見
・ストロボ、ソレノイド用電源トランジスタ不良
・各電子部品劣化
・各操作スイッチ接触不良発生

処置
・各操作スイッチ交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
  裏付け部品半田面から部品面に移設
  ストロボ、ソレノイド用電源トランジスタ交換、ヒートシンクに移設
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

ストロボLEDとブレーキソレノイドを駆動する電源回路のパワートランジスタが壊れ、症状が発生していました。この製品のウイークポイントの一つです。
このトランジスタ、1時間程度動作させると触る事が出来ない程かなり発熱します。このトランジスタを取り付けている半田付け部が酸化している程です。この件はメーカーも把握していて、後期の製品では、ヒートシンクに実装されています。
当店のオーバーホールメニューにこのトランジスタの交換・移設が入っていますので、オーバーホールにてこの症状は正常に戻っています。

回転時に微振動が発生しています。当店に入荷するSP-10シリーズは、大小は有りますが必ずこの症状が発生しています。電子部品が劣化して、各回路が正常に動作していなかったりノイズの影響が原因です。オーバーホールを実施する事で、この微振動も無くなっています。

コントロールユニット内の操作スイッチに接触不良が発生していました。電源スイッチを除いた操作スイッチを交換しています。

今回のオーバーホールにて、今後長期に渡り安定動作する様になります。また、各回路が正常に動作しますので、この製品が持っている性能が発揮出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DK2301C100


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・ピッチコントロール±0.9%以上カウントしない
・回転数変わらず(表示は切り替わっている)
・回転時微振動発生

所見
・ピッチコントロールIC不具合発生
・各電子部品劣化

処置
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサを一部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  制御回路用電源回路整流用ダイオードブリッジ交換
  裏付け部品半田面から部品面に移設
  ストロボ、ソレノイド用電源トランジスタ交換、ヒートシンクに移設
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作チェック

33rpm選択時、45rpmより少し早いスピードで定速回転し、回転数を切り替えても回転数が変わらずに同じスピードで回転しています。また、ピッチコントロールの設定も、±0.9%以上に出来ません。
ピッチコントロールICを交換する事で、この症状は治まっています。

制御用電源の+12Vが変動し、回転時に微振動が発生していました。
上から制御用電源+12V 、制御用電源の整流後、モーター駆動信号の波形です。



+12Vは安定せず、整流後のリップルが多く、モーター駆動信号が急峻に立ち上がっているのが見て取れると思います。
電源が安定しないと電子機器が正常に動作する訳は無く、モーターにこれだけ急峻な信号を送ると、モーター自体が振動するのは当然です。
オーバーホールで劣化している電子部品を新品に交換すると、この様な不具合は無くなります。
オーバーホール後の信号です。
上が整流後の電源、下がモーター駆動信号の波形です。


リップルが激減し、駆動波形が緩やかになっています。
モーター駆動信号の波形は電源だけでは無く、他の部品の影響も受けます。サーボ回路や駆動回路が安定して正常に動作しますので、モーターが無理なく安定して動作します。結果、静かに振動無く回転する様になります。
これが、オーバーホールの最大のメリットだと思います。

今回のオーバーホールにて、今後長期に渡り安定動作する様になります。また、各回路が正常に動作しますので、この製品が持っている性能が発揮出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
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