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2011-02

Technics(テクニクス) SP-10mk3 オーバーホール

Technics(テクニクス) SP-10mk3

ご依頼内容:
*念のため故障状況をお伝えいたします。
*電源投入後は正常動作。回転もします。
*片面を聞き終わった後回転をSTOPすると数十秒後にストロボのライトが消え、ロックが外れます。
*そのまま放置すると数十秒から数分後カチッという音とともにストロボライトが点灯しロックがかかります。
*その後また数分後にはストロボライトが消えます。
*この症状を不定期に繰り返し、不安定な状態です。

所見:
* レギュレーターTr不良
* 電解コンデンサー経年変化による不良(パンク・液漏れ)
* 軸受け偏磨耗の為、プラッターが回転時に波打っていた

処置:
* 不良部品交換
* オーバーホール

処置内容:
* レギュレーターTr交換
* 電解コンデンサー全交換(オーディオグレード部品に交換)
* 可変抵抗器全交換
* 全半田個所の再半田
* スピンドルオーバーホール(偏磨耗の修復)
* 全パーツ取り外しクリーニング・組立調整・グリスアップ

修理前のコントロールユニット内部

修理後のコントロールユニット内部

交換部品

初期からいつ頃までかは不明ですが、レギュレーター用のTrが放熱不足(多分メーカーの設計ミス)でTrが不良になったり、熱の影響でTrの半田付部の半田に隙が出来たり、パターンが焼けてしまう症状が起こります。後にメーカーでは、対策を行っています。今回もこれによる不良です。当店のOHでは、基本メニュー内で、このレギュレーターTrの新品交換、放熱対策を行っています。

それと、この機種もプラッターを回転させ水平方向から確認すると、プラッターの波打ちがかなり大きいので、何か軸受けに問題があると思い、スピンドルOH時に注意深く観察すると、軸側の偏磨耗がありましたので、これを磨いて修復。再度組上げて確認すると、ほぼ確認出来ない位に改善されています。注油管理を怠った為だろうと思いますが、元々メーカーでは潤滑油にオイルを使用しています。ただ、これだけ重いプラッターを維持する為にはオイルでは不十分で、当店ではスピンドルのOHを行った際はグリースを使用しています。

その他はいつもの様に不良部品を交換し、電解コンデンサーの全交換、可変抵抗器の全交換、全半田個所の再半田、基板洗浄、コーティング処理、モーター分解、外装のクリーニング等を行います。

今回のオーバーホールで、正常な状態に回復しましたので、今後も長らく使用して頂けるものと思います。写真でご確認頂けると思いますが、外観もかなりきれいになりました。細部までクリーニングするには、結構な時間も掛かりますが、こうしてきれいに仕上がると気分がいいです。

当店ではSP-10mk3の今後も安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10mk3が故障してお困りの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08636-3-0808
メール:ootsuka@giga.ocn.ne.jp
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