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2012-04

Technics(テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DK2421D126


Technics(テクニクス) SP-10mk3修理の修理でお預かりしました。

症状
 時々、回転数がふらつく

所見
 ピッチコントロールICの温度特性異状
 各部品の劣化

処置
 ピッチコントロールIC交換
 オーバーホール
   電解コンデンサ全交換(オーディオグレード用使用)
   フィルムコンデンサ全交換
   リレー交換(半導体リレー使用)
   全半固定抵抗交換
   スピンドル部クリーニング・グリスアップ
   メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
   半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
   プリント基板クリーニング・コーティング
   電気調整・メカニズム調整
   エージング

ピッチコントロールICの温度特性に異状が有り、動作が不安定になっていました。
このICは、初期のCMOSで作られています。
静電気に弱い事は、以前から言われていますが
どうも、電源のパルス性ノイズにも弱いようです。
この商品も、コントロール回路用の電源にパルス性ノイズが混入していました。
今までメンテナンスを行って来た商品で
ピッチコントロールICに異状が有る場合、パルス性電源ノイズが多い事が大半です。
このノイズは、回路内で発生します。
特に、コントロール回路には、デジタルICが多く用いられています。
デジタルICから発生しているノイズは、通常であれば、回路内で吸収されますが
部品の劣化で、ノイズが吸収出来なくなります。
結果、回路基板上にパルス性ノイズが激増し、現在では入手が困難なピッチコントロールICを壊してしまうと考えられます。
部品の種類により、部品が壊れる事で、他の部品や基板を壊してしまう物も有ります。

当店でのオーバーホールは、
劣化している部品を交換する事で
回路内で発生するノイズ吸収力を、初期の状態に戻すと共に
各回路に電源を供給する回路も初期の状態に戻し、
安定した電源を、各回路に供給出来るようにします。
結果、プラッタのスムースな回転を初期に戻し、
故障の発生を、極力少なくしています。

部品の劣化は、
早い物で生産後、5年程度で始まります。
SP-10シリーズのように、生産後、かなりの年月が経過した商品では
殆どの部品の劣化が進んでいます。
壊れたら買い換えで済む商品であれば、何もする事はありませんが
当商品は、そのような製品では無いと思います。
故障して、修理不能になる前に、早めのオーバーホールをお勧めします。

今回のオーバーホールで、長期に渡り安心してご使用いただけます。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08635-5-1133
メール:vintageaudio@csis.jp
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Technics (テクニクス) SP-10mk2 修理・オーバーホール S:DA9322H038


Technics (テクニクス) SP-10mk2の修理でお預かりしました。

症状
 ストロボ点滅
 回転停止時逆回転

所見
 電源回路出力波形異常
 制御部回路基板動作異常

処置
 制御部回路基板のトランジスタ交換
 オーバーホール
   電解コンデンサ全交換(一部オーディオグレード品使用)
   フィルムコンデンサ全交換
   全半固定抵抗交換
   スピンドル部クリーニング・グリスアップ
   メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
   半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
   プリント基板クリーニング・コーティング
   電気調整・メカニズム調整
   エージング

電源回路の電解コンデンサの容量抜けが発生していて、
出力電圧波形が異常になっていました。

ストロボスコープ用の電源整流電圧波形です。

次に、制御回路用電源整流電圧波形です。

上記の電圧を電源回路に通した後の波形です。

入力電圧が正常であれば完全なDCになりますが、整流回路のコンデンサが壊れている為に、大きなディップが出来ています。この電源を供給される回路は、正常な働きをしません。

次に、駆動回路用の電源整流波形です。

この部分は、辛うじて正常に動作しています。
ただ、駆動用電源回路を通った後は・・・

制御回路用電源回路の出力と同じようなディップが見られます。
これは、駆動用電源回路の電圧制御を、制御回路用電源回路の出力電圧を利用して行っている為です。

当店で、オーバーホールを行った後の、各電源出力波形です。

ストロボスコープ用の電源整流電圧波形

制御回路用電源整流電圧波形

制御回路用電源回路出力電圧波形

駆動回路用電源整流波形

駆動回路用電源回路出力波形

全ての波形が、通常に戻っています。
これで、各回路が正常に動作するようになります。

制御部のトランジスタが壊れていて、サーボがかかっていませんでした。トランジスタを純正品と交換し、正常にサーボが動作している事を確認しています。

今回の製品は、全体的に汚れが多く付着していました。ただのホコリでは無く、カビの様な物が付着しています。
回路基板は、専用液でクリーニングを行い、酸化防止のコーティングを行います。
内部は、汚れ除去剤でクリーニングします。
当店では、可能な限り汚れを落とします。
気分的なものですが、きれいな方が気持ちが良いですよね。

今回のオーバーホールで、長期に渡り安心してご使用いただけます。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08635-5-1133
メール:vintageaudio@csis.jp
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