Home > Archives > 2012-05

2012-05

Technics (テクニクス) SP-10mk2 オーバーホール S:DA7L05D048


Technics (テクニクス) SP-10mk2のオーバーホールでお預かりしました。

所見
 電源回路の整流用電解コンデンサの容量抜けによるリップル増大
 DDモータードライブ回路にノイズ混入の為、回転時プラッタが微少振動有り

処置
 オーバーホール
   電解コンデンサ全交換(一部オーディオグレード品使用)
   フィルムコンデンサ全交換
   全半固定抵抗交換
   スピンドル部クリーニング・グリスアップ
   メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
   半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
   プリント基板クリーニング・コーティング
   電気調整・メカニズム調整
   エージング

全体的に、良好な状態の製品でしたが、オーバーホールを行うには、最適のタイミングでお預かり出来ました。
電源回路の電解コンデンサが容量抜けを起こしていて、リップルが増えています。半年から1年程メンテナンスが遅れていたら、電源に関連した不具合が出ていたと思われます。
また、DDモーターのドライブ回路にノイズが混入していて、微弱ですが、プラッタの振動が有りました。S/Nが悪化する程では有りませんが、感度の高いカートリッジ・トーンアームをご使用されていて、システム全体のノイズが低い場合には、ノイズが感じ取れるかもしれません。
今回のオーバーホールで、諸悪の根源で有る電解コンデンサを全数交換し、電気的なタイミングを決めたり、ノイズを吸収するフィルム(マイラ)コンデンサも全数交換していますので、DDモーター特有の静かなプレーヤーに戻っています。

当店では、オーバーホール時に回路基板の半田を可能な限り吸い取り、再度半田付けしています。
生産後、年月を経た半田は、非常に割れやすくなっています。それを無くする処置です。
半田を取り除く前の回路基板です。

半田を吸い取った後の回路基板です。

一度に全部吸い取りますと、部品が基板から外れますので、ブロック毎に吸い取ります。
その後、部品を確実に基板に取り付ける為、部品のリード線を折り曲げ、適切な長さにカットします。

半田付けを行います。温度管理された半田こてを使用し、半田もアルミットを使用しています。

当店で使用している半田付け機材と半田です。


半田は、ALMITのKR-19RMAを使用しています。半田付け作業が楽に出来、信頼性も非常に高い物です。

この作業は、非常に手間がかかりますが、長期に安定してご使用いただくために不可欠な作業です。
既設の半田の上から半田を乗せる、いわゆる半田盛りは、作業は楽ですが、異種半田が混ざりますので、後々半田割れが発生する可能性が非常に高くなり、信頼性に欠けますので、当店では行いません。
お客様から費用をいただいて作業を行っているのですから、信頼性に欠ける作業を行わないのは、当然の事です。

今回のオーバーホールで、長期に渡り安心してご使用いただけます。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

─────────────────────────────────────────────
商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08635-5-1133
メール:vintageaudio@csis.jp
─────────────────────────────────────────────

 

Technics (テクニクス) SP-15 修理・オーバーホール S:DA1205D012


Technics (テクニクス) SP-15の修理でお預かりしました。

症状
 時々、回転数が異常に高くなる

所見
 FGコイル端子接触不良
 IC不良

処置
 IC交換
 FGコイル端子半田付け修正
 オーバーホール
   電解コンデンサ全交換(オーディオグレード用使用)
   フィルムコンデンサ全交換
   全半固定抵抗交換
   スピンドル部クリーニング・グリスアップ
   メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
   半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
   プリント基板クリーニング・コーティング
   電気調整・メカニズム調整
   エージング

FGコイルの端子部分の半田付けが割れていて、時々離れていたためにサーボロックが外れ、高速回転していました。
オーバーホール時に、半田付けをやり直しますので、この部分の半田修正も行っています。
また、回転数を切り替えるICが動作不安定となっていて、回転制御が正確に行われていませんでしたので、このICを交換しています。

生産後、長い年月を経ていますので、電解コンデンサの容量抜け・電解液漏れが発生しています。
電解液が漏れて、リード線が腐食している電解コンデンサです。

このリード線の腐食が進むと、回路基板まで腐食され、最悪の場合、修理不能となります。
そうなる以前に、オーバーホールを行う事で、製品寿命が大幅に延びます。

今回のオーバーホールで、長期に渡り安心してご使用いただけます。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

─────────────────────────────────────────────
商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08635-5-1133
メール:vintageaudio@csis.jp
─────────────────────────────────────────────

Home > Archives > 2012-05

Tag Cloud
PR
メタ情報

Return to page top