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2012-09

Technics (テクニクス) SP-10mk2 修理・オーバーホール S:DA7406A031


Technics (テクニクス) SP-10mk2の修理にてお預かりしました。

症状
 33rpmのみサーボかからず

所見
 FGアンプ初段電解コンデンサの劣化

処置
 部品劣化が全体的に進んでいる為、オーバーホール
 オーバーホール内容
   電解コンデンサ全数交換(一部オーディオグレード品使用)
   フィルムコンデンサ全数交換
   調整用半固定抵抗器全数交換
   スピンドル部クリーニング・グリスアップ
   メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
   半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
   プリント基板クリーニング・コーティング
   電気調整・メカニズム調整
   24時間エージング

FGアンプの初段に入っているフィルター回路の電解コンデンサが劣化し、低い周波数の信号がFGアンプに正常に入力されていませんでした。その為、78rpm・45rpmはサーボがかかり、回転数の低い33rpmだけサーボがかからない状態になっていました。オーバーホール時に該当電解コンデンサを交換しています。

全回転数で、微妙な振動が発生していました。レコードを再生していて、はっきりとノイズとして再生されているレベルです。各部品の劣化が進み、信号経路にノイズが混入している事が原因です。劣化する部品を新品と交換し、機構部分のクリーニング・注油を行う事により、振動は無くなりました。
この症状は、当店に持ち込まれる製品の殆どに見られます。聴診器で本体部分を聞くと、はっきりと分かります。異常が無い様に見えても、音に力が無く、何かノイズっぽくなりますが、オーナー様はその音に慣れていて、別段支障は無いと思っておられる場合が多いですね。当店にてオーバーホールを実施する事で新品と同レベルになりますので、DDプレーヤーらしい、S/Nが良好で高分解能の音楽を堪能していただけると考えます。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08636-3-0808
メール:vintageaudio@csis.jp
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Technics (テクニクス) SP-15 修理・オーバーホール S:DA9125B021


Technics (テクニクス) SP-15の修理にてお預かりしました。

症状
 高速回転(サーボかからず)

所見
 DDモータFGコイル取り付け部の半田浮き

処置
 オーバーホール
   電解コンデンサ全数交換(オーディオグレード品使用。一部高信頼性部品使用)
   フィルムコンデンサ全数交換
   調整用半固定抵抗器全数交換
   スピンドル部クリーニング・グリスアップ
   メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
   半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
   プリント基板クリーニング・コーティング
   電気調整・メカニズム調整
   24時間エージング

DDモータのFGコイルを回路基板に取り付けてありますが、この取り付け部分の半田が劣化し、半田付け部分の導通が無くなっていました。少しばかりイモ半田ぎみでしたので、劣化のスピードが他の部分よりも速く進んだものと思われます。
オーバーホールメニューに、半田吸い取り・再半田付けが有りますので、その中での修理となります。

電解コンデンサの液漏れが、随所に見られました。

電解液が回路基板を浸食する前に交換出来ましたので、漏れた電解液を部品取り付け穴内部まで拭き取り、部品交換を行っています。
漏れ出した電解液を放置して部品交換を行いますと、基板を腐食し、交換した新しい部品まで壊してしまいますので、綺麗に拭き取った後、新しい部品を取り付けます。

他の製品と同様、調整用半固定抵抗器の劣化が進んでいました。部品を取り外した後、抵抗値を確認するのですが、この時に、小さなショックで抵抗値が変化しています。見た目は綺麗なのですが、接触部分に何か異物が付着してるのでしょう。これでは少しの振動で電子回路が誤動作し、レコードを気持ちよく聴いている時に、突然サーボが外れて回転スピード急上昇したり、回転が停止したりと非常に不安定な動作をします。大切なレコードを傷つけたりカートリッジにダメージを与える事に為りかねません。
この商品には、接触部が露出している半固定抵抗器が使用されています。また、この製品が生産された頃の製品には、同じタイプの半固定抵抗器が多用されています。当店でオーバーホール時に使用する半固定抵抗器はモールドタイプの部品です。接触部が外気に触れず、長期間安定動作する部品ですので、オーバーホール後は、長期安定性の向上が期待できます。

生産後、長い年月を経た製品には、見た目壊れていなくても、使用されている部品は確実に劣化しています。暖まると誤動作する、冷えている時に誤動作するような時は、部品劣化が進んでいます。月に1~2度おかしな動きをするような時も、部品劣化の可能性が大です。
壊れてからでは修理不能になる可能性も有ります。永年製品をお使いの場合には、早めのオーバーホールを行う事で、その製品の寿命を延ばす事が可能です。

今回のオーバーホールにて、今後長期に渡り安心してご使用いただけます。

当店ではSP-15の安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-15が故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08636-3-0808
メール:vintageaudio@csis.jp
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