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2012-11

DENON (デンオン) DP-6000 修理・オーバーホール S:150147


DENON (デンオン) DP-6000の修理にてお預かりしました。

症状
 高速回転では無いが、サーボロックしない

所見
 FG信号にノイズ混入
 電源ラインにノイズ混入

処置
 小信号トランジスタ全数交換
 部品の劣化が進んでいるため、オーバーホール
  オーバーホール内容
   電解コンデンサ全数交換(一部オーディオグレード品使用)
   フィルムコンデンサ全数交換
   調整用半固定抵抗器全数交換
   スピンドル部クリーニング・グリスアップ
   メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
   半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
   プリント基板クリーニング・コーティング
   電気調整・メカニズム調整
   24時間エージング

トランジスタ(2SC458)が劣化し、ノイズを発生していました。
このトランジスタは、この時期に生産された大量の電子機器に好んで使用されています。初期特性が良く、安価であった為と思われます。生産されて四半世紀以上が経過した今、このトランジスタが劣化し、ノイズを発生させるとは、当時このトランジスタを設計・製作した技術者には思いもよらないでしょうし、責任も問えないと思います。勿論、このトランジスタを使用して生産された電子機器を設計した技術者も同じです。私も、中学校時代にお世話になったトランジスタです。
今回は、念の為、この機械に使用されている小信号トランジスタの全数を交換しています。
また、各電子部品の劣化が進んでいましたので、オーバーホールを実施しています。

この製品は、コネクタの接触不良が他社製品よりも若干多く発生します。コネクタも洗浄していますので汚れは取れているはずですが、コネクタの金属部分が酸化し、接触不良を起こしています。この酸化膜を取り除き(かなりの時間と労力を必要とします)、組み立て・調整を行います。

ノーマル・バリアブル切り替えスイッチも接触不良を起こします。今回の製品も例外では無く、スイッチを分解すると接点部分が真っ黒に変色しています。酸化物を取り除き、接点グリスを塗布して組み立てます。これにより、接触不良は解消しています。

今回のオーバーホールで、今後、長期間安定して動作します。
DENON DPシリーズが故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08636-3-0808
メール:vintageaudio@csis.jp
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Technics (テクニクス) SP-10mk2 修理・オーバーホール S:DA6130A010


Technics (テクニクス) SP-10mk2の修理にてお預かりしました。

症状
 回転時、異音

所見
 プラッタ裏面のダンプ用ゴムが一部剥がれ、ベース部と干渉している
 各電子部品劣化

処置
 プラッタ裏面ダンプ用ゴム貼り付け修正
 部品の劣化が進んでいる為、オーバーホール
  オーバーホール内容
   電解コンデンサ全数交換(一部オーディオグレード品使用)
   フィルムコンデンサ全数交換
   調整用半固定抵抗器全数交換
   スピンドル部クリーニング・グリスアップ
   メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
   半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
   プリント基板クリーニング・コーティング
   電気調整・メカニズム調整
   24時間エージング

回転させると、シャッシャッと異音がしています。プラッタ裏面のダンプ用ゴムが一部剥がれ落ち、シャーシと干渉していました。
ゴムを剥がし、貼り付け直しています。

見た目には、ごく普通に回転していますが、コンデンサ類・半固定抵抗器の劣化が進んでいて、電源ライン・信号ライン共にノイズが混入しています。もう少しオーバーホールのタイミングが遅かったら、確実に不具合が発生していたと思われます。
電解コンデンサ(大部分に音響用コンデンサ使用)、フィルム(マイラ)コンデンサ、調整用半固定抵抗器を新品に交換し、回路基板の半田の吸い取り・再ハンダ付けを行い、回路基板のクリーニング・コーティング(防湿、絶縁性向上)を実施しています。
再ハンダ付けを行う時に、ハンダが無い状態でも固定出来るように部品のリード線を折り曲げ、それからハンダ付けを行います。こうする事により、ハンダ付けの信頼性が向上します。
機構面では、スピンドル周りのクリーニング・注油、ブレーキ機構のクリーニング・調整を行っています。
調整後。24時間のエージングを行います(正式には、エージングとは言わないようですね)。エージング中、時々動作をチェックし、問題が無い事を確認します。

この度のオーバーホールにて、長期に渡り安定して動作します。劣化部品が新品に交換してありますので、回路的には殆ど新品状態です。DDプレーヤーらしい、S/Nが良好で高分解能の音楽を堪能していただけると考えます。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08636-3-0808
メール:vintageaudio@csis.jp
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