Home > Archives > 2013-01

2013-01

Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DK301C065


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
 回転中停止

所見
 コントロール回路用電源回路部品不具合
 サーボ用IC不具合
 各電子部品劣化

処置
 コントロール回路用電源回路ブリッジダイオード・電解コンデンサ交換
 サーボ用IC交換
 電子部品劣化の為、オーバーホール
  オーバーホール内容
   電解コンデンサ全数交換(オーディオグレード用使用)
   フィルムコンデンサ全数交換
   リレー交換(半導体リレー使用)
   調整用半固定抵抗器全数交換
   半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
   プリント基板クリーニング・コーティング
   電気調整
   24時間エージング

コントロール回路に電源を供給している電源回路の整流用ブリッジダイオードの不具合と整流用電解コンデンサの容量抜けにより、電源が正常に供給出来ていませんでした。その為、コントロール回路が正常な動作が出来ず、回転中に突然回転停止しています。
修理前の整流後の電源電圧波形です。

全波整流出来ていない為に波形の山谷が通常の半分になり、電解コンデンサの容量抜けの為、電圧変動が非常に大きくなっています。
これだけ電圧変動が有ると、定電圧電源回路が正常動作しません。各回路に供給されている電源が不安定になり、正常動作出来なくなりますので、どの様な不具合が出るか分かりません。今回は、回転中に突然停止するという症状でしたが、突然高回転する可能性も有ります。

修理・オーバーホール後の電源電圧波形です。

山谷が通常となり、電圧変動も通常レベルに戻っています。
定電圧電源回路が正常動作し、不具合の発生が抑えられます。

電源が不安定でしたので、サーボ用のICが壊されていました。非常に入手し難い部品ですが、当店に在庫が有りますので交換し、正常に動作しています。

電解コンデンサの液漏れが多数発生していました。
その内の1個です。

今回は、不具合が発生してから修理・オーバーホールという順番でしたので、費用が通常オーバーホールよりも多くなりました。壊れていた部品が当店に在庫が有ったので修理出来ましたが、もし入手出来ない部品でしたら修理不可能でした。
電子部品の劣化は、その部品の周辺に有る部品まで壊してしまう恐れが有ります。電源回路ですと、その電源に繋がっている部品全てが危険に晒されます。
SP-10mk3は、生産後かなりの年月が経過しています。電子部品は、その殆どが劣化し、何時壊れるか分からない状況になっていると思われます。症状が出てからでは修理不能になる可能性も有ります。当店が早めのオーバーホールをお勧めするのは、修理不能で使用出来なくなる前に不安箇所を出来るだけ少なくして、長期間安定してご使用頂きたいという思いが有るからです。
このすばらしいターンテーブルを生かすのも殺すのも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

─────────────────────────────────────────────
商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08636-3-0808
メール:vintageaudio@csis.jp
─────────────────────────────────────────────

 

Technics (テクニクス) SP-15 修理・オーバーホール S:DA3118D014


Technics (テクニクス) SP-15の修理にてお預かりしました。

症状
 サーボかからず 高速回転

所見
 FG信号増幅用IC動作不良
 FGコイルハンダ付け不良
 各電子部品劣化

処置
 FG信号増幅用IC交換
 オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換(オーディオグレード品使用。一部高信頼性部品使用)
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  スピンドル部クリーニング・グリスアップ
  メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
  半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
  プリント基板クリーニング・コーティング
  電気調整・メカニズム調整
  24時間エージング

FG信号がサーボICに入力されていない為、サーボがかかっていませんでした。
FGコイル取付部のハンダ付けが外れ、FG信号を増幅するICが動作不良を起こしていました。
ハンダ付けの修正を行い、ICを交換しています。
電源にスパイク状ノイズが混入していて、全体的に動作が不安定になっています。電子部品の劣化が原因ですので、今回は修理とオーバーホールを同時に実施します。
同時に実施する事で、今後、不具合が発生する確率が非常に低く出来ます。結果、お客様はゆっくりと安心して音楽に浸っていただけます。修理だけでは、修理した部分は治りますが、周りの回路は不安を抱えたままです。不具合が頻繁に起こり易くなり、安心して使用出来ません。オーバーホールを実施する事により、製品全体の不安が無くなります。オーバーホールの大きなメリットです。

Start/Stopボタンが固着しかかっていて、スムースに動作していません。
ボタンとスイッチを機械的に繋いでいるシャフトの軸受のグリスが硬化しています。硬化したグリスを取り除き、シリコングリスを充填しています。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方、どうも調子が悪いとお感じの方、お気軽にお問い合わせ下さい。

─────────────────────────────────────────────
商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:08636-3-0808
メール:vintageaudio@csis.jp
─────────────────────────────────────────────

Home > Archives > 2013-01

Tag Cloud
PR
メタ情報

Return to page top