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2015-04

Technics (テクニクス) SP-10mk2 修理・オーバーホール S:DA7310A039


Technics (テクニクス) SP-10mk2の修理にてお預かりしました。

症状
・高速回転

所見
・FGコイル断線
・各電子部品劣化
・論理回路基板ひび割れ

処置
・FGコイル巻き直し
・論理回路基板ひび割れ修正
・オーバーホール
 電解コンデンサ全数交換(基本的にオーディオグレード品使用)
 フィルムコンデンサ全数交換
 調整用半固定抵抗器全数交換
 電源回路ヒューズ全数交換
 スピンドル部クリーニング・グリスアップ
 メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
 回路基板半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
 プリント基板クリーニング・防湿コーティング
 電気調整・メカニズム調整
 24時間エージング

FGコイルの巻き線が断線し、回転制御が出来なくなっていました。FGコイルの巻き直しを実施しています。
ただ、FGに使用されている永久磁石が減磁していて、通常の線材径では出力電圧が不足してしまいました。このままではサーボは掛かりますが回転むらが発生します。出力電圧を大きくする為に線材径を1ランク細くし、巻き数を増やして対応しています。

論理回路基板にひび割れが発生していました。
普通に見た状況では確認出来ませんし作業前の写真にも異常は見当たりません。FGコイルを巻き直した後の動作チェック時に色々な異常動作を起こし、論理回路基板を少し歪めると治まります。
最初は半田付けの劣化で半田外れが発生していると思いましたが、オーバーホールを実施した後も異常動作を起こします。
回路基板を拡大して観察すると、回路基板にひび割れが確認出来ました。ひび割れている箇所の回路パターンも切れかけています。
接着剤が入り込むようにひび割れを少し拡大し、エポキシ接着剤を用いてひび割れを修正し、切れかけている回路パターンの修復を実施しています。

各電子部品が劣化していますので、オーバーホールを実施しています。

以上の作業を実施する事で、問題無く動作しています。

今回の修理・オーバーホールにて、今後長期に渡り安定動作する様になります。また、各回路が正常に動作しますので、この製品が持っている性能が発揮出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:08636-3-0808
メール:vintageaudio@csis.jp
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