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2017-08

Technics (テクニクス) SP-10mk2A オーバーホール S:DA3308A026


Technics (テクニクス) SP-10mk2Aのオーバーホールにてお預かりしました。

所見
・ストロボ点灯しない
・機械ブレーキ動作しない
・回転時こすれる様な異音発生

処置
・メイン回路基板ひび割れ修正
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  高分子電解コンデンサ全数フィルムコンデンサに交換
  リレー交換(半導体リレー使用)
  ヒューズ全数交換
  3端子レギュレータ全数交換
  裏付け部品半田面から部品面に移設
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板洗浄、防湿コーティング
  機構部洗浄、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後動作チェック
・電源コード3Pインレットに交換

オーバーホールと電源コードの3Pインレット化を承りました。
初期確認時に回転時の異音を確認しました。
機械ブレーキが動作していない上に、ブレーキバンドがモーターのローター外周部に接触する様に調整してあります。常時、少しだけ機械ブレーキが掛かっている状態です。その為に、回転時にこすれる様な異音が発生していました。
見難いですが、この様な状態です。

ブレーキソレノイドが引かれていない状態で、ブレーキバンドがモーターローター外周部に接触しています。
原因は、メイン回路基板にひび割れが発生していて、回路パターンが切断されていた事です。

この切断された回路パターンには、機械ブレーキとストロボ点灯用の信号が流れています。
回路パターンとひび割れの修正を実施しています。

これにより、ストロボが点灯し、機械ブレーキも動作する様になりました。ブレーキソレノイドが引いていない時には、ブレーキバンドがモーターローター外周部分に接触していません。

不思議な事が有ります。何故、機械ブレーキが少しだけ接触していたのでしょうか。謎です。

各電子部品の劣化が進んでいますので、オーバーホールを実施しています。

お客様のご要望により、電源コードを3Pインレットに交換しています。

今回は、オーバーホールと基板修正で問題無く動作する様になりましたが、電源回路の問題が発生している製品は他の電子部品が壊れている可能性が高く、メンテナンス費用が上昇する事に繋がります。また、見た目は問題が無い様でも、生産後、かなりの年月が経過していますので、電子部品の劣化は避けられませんから、何らかの問題を抱えています。
早期のオーバーホール実施で、この製品の性能を安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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Technics (テクニクス) SL-01 修理・オーバーホール S:DA740GB049


Technics (テクニクス) SL-01の修理にてお預かりしました。

症状
・高速回転

所見
・各電子部品の劣化

処置
・定電圧ダイオード1個交換
・メイン回路基板回路パターン腐食によりジャンパー線にて修復
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサをフィルムコンデンサに全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  各操作スイッチ、電源スイッチ交換
  回路基板接続用コネクタ全数交換
  ヒューズ交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け  
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  アーム動作点検、調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

FGコイルからの信号を増幅するアンプの出力が殆ど無くなり、サーボ回路が正常に動作していませんでした。
オーバーホールを実施した事により、FG信号が正常に増幅されるようになり、各回路が正常動作する様になりました。

電解コンデンサの液漏れにより、回路パターンの腐食が進んでいる箇所が有りました。腐食部分を削り取ると回路パターンが無くなってしまいましたので、ジャンパー線にて修復しています。

部品交換時に気がついていたのですが、サーボ調整用の半固定抵抗器が回しきり状態になっていました。
部品交換、半田付け修正を行った後、仮組立を行って動作確認を行います。サーボは掛かり定速回転していますが、やはりサーボの調整が半固定抵抗器の調整範囲で規格に入りません。このままではお客様にお返し出来ませんので、トラブルシューティングに入ります。
FG信号から波形整形されたサーボ用の信号レベルが、定格の半分しか有りません。
リミッタ用に定電圧ダイオードが使用されていますので、この部品を取り外しチェッカーにて確認しますが、全く問題は有りません。ただ、どう考えてもこのダイオードが悪さをしていますので、新品と交換した所、信号レベルが定格に戻り、調整も規格に合致しました。
部品の半殺し状態だったのでしょう。
ただ、気になるのは、回路基板に修理の跡が無い事です。普通に考えると、工場出荷状態から回路基板に何も手が加えられていない状態で、当店に入荷したと思われます。
生産ラインで不具合を治さずにそのまま出荷する事は、普通に考えると有り得ません。オーナー様がご使用中にサーボの不具合が発生し、修理に出した所、修理者がこの半固定抵抗器を回したら定速回転したので、それ以上の追求はしないでオーナー様に返却したのだと思われます。要するに手抜き修理ですね。
ただ、これは私の推測です。

オーバーホールを実施した事で、この製品の性能を長期間安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSL-01の安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SL-01が故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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Technics (テクニクス) SP-15 修理・オーバーホール S:DA8L19B110


Technics (テクニクス) SP-15の修理にてお預かりしました。

症状
・設定回転数に関係なく高速回転

所見
・各電子部品劣化
・半田付け劣化

処置
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサ全数フィルムコンデンサに交換
  操作用タクティールスイッチ全数交換
  ドライブ回路基板トランジスタ1個交換
  ロジック回路基板チェナーダイオード1個交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  各回路基板接続用コネクタ交換
  ヒューズ交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油
  電気調整、機械調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

調子良く定速回転していると思えば、急に高速回転したり定速回転に戻ったりしていました。ちょっとした加振で症状が出ていますので、どこかの接触不良を疑います。
SP-15の場合、FGコイル取付部の半田付けの状態が悪くなり、FGコイルからの回転数信号が制御回路に入力されない為に高速回転する事が良く有ります。
今回も同じ事が発生していると思い、FGコイル周辺の半田付けを修正しました。頻度は減りましたが加振で高速回転する事が有ります。
FG信号を追っかけると、ある電解コンデンサを加振すると信号レベルがガクンと下がります。その電解コンデンサのリード線を見ると、緑青が発生していました。
他の電解コンデンサにも緑青が発生しています。
取り外した緑青が発生していた電解コンデンサです。

生産後、長期の年月を経ていますので、この様な電子部品の劣化は避けられません。今回の製品も、オーバーホールを実施した事で不具合は解消しています。

オーバーホール実施で、この製品の性能を安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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