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2018-09

Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:NE0AF10011


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・回転スタートしない

所見
・コンデンサ定数違い
・各電子部品劣化
・スピンドル軸及び軸受傷有り

処置
・コントロール回路基板フィルムコンデンサ定数純正定数に変更
・スピンドル軸及び軸受研磨
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサをフィルムコンデンサに全数交換
  無極性電解コンデンサの1部をフィルムコンデンサに交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  回転数切り替えリレー電子スイッチに全数交換
  制御用電源回路ダイオードブリッジ交換
  コントロールユニット側スタート/ストップスイッチ交換
  各回路基板はんだ付け全箇所吸い取り、再はんだ付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  電源用3端子レギュレータ全数交換
  ヒューズ全数交換
  裏付け部品を部品面に移動
  機構部クリーニング、注油
  機械調整
  電気調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

今回は、珍しい症例です。
考え難い事ですが、コントロール回路基板のフィルムコンデンサに容量が正規と違う部品が取り付けられていました。生産時にコンデンサの容量を間違えて実装され、そのまま検査工程もパスして市場に出されたと思われます。
生産時には何とか正常動作していたのですが、経年劣化で各電子部品が劣化し、周辺の回路が容量違いをカバーし切れなくなって、今になって動作異常を発生させたのでしょう。
オーバーホール実施時に正常な容量に変更し、動作に問題が無い事を確認しています。

スピンドルと軸受に少しばかり大きな傷が入っていました。
スピンドルを手で回すと、ジョリジョリといった感触が伝わって来ます。
スピンドル下部先端は研磨で綺麗に仕上げましたが、側面は綺麗に研磨するとクリアランスが過大になって正常な回転は望めなくなりますので、スムースに回転する程度で留めています。
スピンドル下部先端の状態です。上が研磨前、下が研磨後です。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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