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Technics (テクニクス) SL-01 修理・オーバーホール S:DA6L09A054


Technics (テクニクス) SL-01の修理にてお預かりしました。

症状
・運転開始後、30分ぐらい経過すると回転不安定

所見
・各電子部品の劣化

処置
・トランジスタ9個交換
・オーバーホール
 オーバーホール内容
  電解コンデンサ全数交換(オーディオグレード用使用)
  フィルムコンデンサ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  ヒューズ全数交換
  回路基板半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
  回路基板基板クリーニング・防湿コーティング
  回路基板コネクタ交換
  各操作スイッチ交換
  機構部クリーニング・注油
  電気調整・機械調整
  24時間エージング

制御部のトランジスタの温度特性が悪化して、症状が発生していました。
トラブルシューティングを行う前に、オーバーホールを実施します。各電子部品が劣化していますので、回路の動作が信用出来ない状態になっているからです。
オーバーホールを実施しないでトラブルシューティングを行うと、とんでもない間違いを犯します。
当店に入荷する製品には、時々修理をした後が残っている物が有ります。壊れている部品を交換するのは当たり前の行為ですが、それだけで正常に動作しない場合に、抵抗器やコンデンサの定数変更を行っている物が有ります。その様な状態でオーバーホールを実施すると、まず正常に動作しません。回路内の電圧値や電流値が異常になっているので、当たり前の事です。
修理の痕跡が有る場合には、まず定数変更が行われていない事を確認してオーバーホール作業に入ります。半田付けも全てやり直しますので、オーバーホールを行った後ではどの部品を交換したのか分からなくなり、最悪全ての定数を確認する作業が必要になるからです。

今回の製品は、その様な事は有りませんでしたが、どのトランジスタが温度特性悪化を起こしているか判定するのにかなりの時間を費やしてしまいました。
オーバーホール作業が終わり、回路基板のクリーニングを行う前に動作チェックを行います。オーバーホール前よりは安定していますが、まだ温度によって回転変動が起こります。トランジスタを1個ずつチェックして行きます。
結果、9個のトランジスタが温度特性の劣化を起こしていました。
該当トランジスタを交換して、回路基板のクリーニングと防湿コーティングを実施します。
分解した箇所を組み立て直して30分程度エージングした後、調整を行います。オーバーホール前のチェック時とは比べ物にならない程安定しています。

症状が温度に起因するものでしたので、エージングは通常よりも念入りに行います。3日間連続運転でも不安定さは認められません。

これで、やっとお客様の元にお返し出来ます。

今回の修理・オーバーホールにて、今後長期に渡り安定動作する様になります。また、各回路が正常に動作しますので、この製品が持っている性能が発揮出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の購入・修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:0863-55-1133
メール:vintageaudio@csis.jp
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