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Technics (テクニクス) SP-10mk2 修理・オーバーホール S:DA6629A028


Technics (テクニクス) SP-10mk2の修理にてお預かりしました。

症状
・設定回転数に関係なくプラッタ高速回転

所見
・FGコイル断線
・FGアンプ回路トランジスタ動作異常
・30分程度の連続運転にて回転ムラ規格外

処置
・FGコイル巻き直し
・FGアンプ回路トランジスタ2個交換
・制御回路回路基板トランジスタ3個交換
・駆動回路基板トランジスタ3個交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換(基本的にオーディオグレード品使用)
  フィルムコンデンサ全数交換(ECQMタイプのみ)
  調整用半固定抵抗器全数交換
  電源回路ヒューズ全数交換
  スピンドル部クリーニング・注油
  メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
  回路基板半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
  回路基板クリーニング・防湿コーティング
  電気調整・メカニズム調整
  24時間以上のエージング後、動作チェック

プラッタの回転数を検出するFGコイルの断線と、FG信号を増幅するトランジスタ2個の異常動作によりサーボ回路が正常な動作をせず、高速回転していました。
FGコイルの巻き直しと該当トランジスタの交換を行っています。

オーバーホール時の部品交換、半田付けやり直しを行った後、動作チェックを行います。回転ムラが0.015%程度でスタートするのですが、回転スタートから5分程度から回転ムラが悪化しだして、30分後には0.05%を超えてしまいます。これでは本来の性能を発揮しているとは言えません。製品規格の0.025%以下を大幅に下回っています。困った事に、一度回転を停止して直ぐにスタートさせると元の0.015%程度に戻り、徐々に悪化して行きます。冷やしても温めても同じ状態ですので、温度特性では有りません。
この原因究明には時間がかかりました。
結局、制御回路のトランジスタ3個と、駆動回路のパワートランジスタ3個を交換して、この症状は解消出来ました。交換後、24時間のエージングを行い、半日電源を切った状態にしておき、その後、10時間程度回転ムラを測定しながらエージングを行い、問題が無い事を確認しています。
オーバーホール対象部品以外の交換部品です。

電源回路基板上の電解コンデンサのリード線が、電解液漏れによる腐食で切断されていました。

電解液漏れの怖い所です。オーバーホール時に新品の部品に交換しています。

今回のオーバーホールにて、今後長期に渡り安定動作する様になります。また、各回路が正常に動作しますので、この製品が持っている性能が発揮出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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