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Technics (テクニクス) SP-10mk2 修理・オーバーホール S:DA9205H012


Technics (テクニクス) SP-10mk2の修理にてお預かりしました。

症状
・回転が安定せず、振動が大きい
・ストロボ点灯せず

所見
・各電子部品の劣化

処置
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換(基本的にオーディオグレード品使用)
  フィルムコンデンサ全数交換(ECQMタイプのみ)
  調整用半固定抵抗器全数交換
  電源回路ヒューズ全数交換
  スピンドル部クリーニング・注油
  メカニズム部クリーニング・グリスアップ・注油
  回路基板半田付け全箇所吸い取り・再半田付け
  回路基板クリーニング・防湿コーティング
  電気調整・メカニズム調整
  24時間以上のエージング後、動作チェック

各電子部品の劣化により、症状が発生していました。
特に電源ユニット内の部品劣化が激しく、整流回路が正常に動作していませんでした。
その観測波形です。



上から駆動用電源波形、制御用電源波形、制御用電源整流後波形です。
SP-10mk2の電源回路は、制御電源回路に異常が有って電源供給が無くなった場合、駆動電源が切断されるように作ってあります。
今回の様に制御電源にパルス状の電圧降下が有った場合、駆動電源にも影響が出ます。
駆動電源、制御電源ともにパルス状の電圧降下が有った為に、今回の症状が発生していました。
オーバーホールを実施した事で、この問題は無くなっています。

ストロボの駆動電源も、異常動作していました。ストロボ駆動電源波形です。

電解コンデンサの容量抜けにより、整流回路が正常動作していません。
とちらもオーバーホールにて完治しています。

オーバーホール後の各観測波形です。




上から、駆動用電源波形、制御用電源波形、制御用電源整流後波形、ストロボ駆動電源波形です。全ての波形が正常に戻っています。

因みに、今回問題を起こした電解コンデンサの様子です。


上が制御用電源の電解コンデンサ、下がストロボ電源用の電解コンデンサです。ストロボ用の電解コンデンサは、腐食によりリード線が切れています。

今回の製品で助かったのは、これだけ電解コンデンサが劣化しているにも関わらず、液漏れが非常に少なかった事です。回路基板の回路パターンに異常は有りませんでした。

今回のオーバーホールにて、今後長期に渡り安定動作する様になります。また、各回路が正常に動作しますので、この製品が持っている性能が発揮出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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