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Technics (テクニクス) SL-01 修理・オーバーホール S:DA740GB049


Technics (テクニクス) SL-01の修理にてお預かりしました。

症状
・高速回転

所見
・各電子部品の劣化

処置
・定電圧ダイオード1個交換
・メイン回路基板回路パターン腐食によりジャンパー線にて修復
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  タンタルコンデンサをフィルムコンデンサに全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  各操作スイッチ、電源スイッチ交換
  回路基板接続用コネクタ全数交換
  ヒューズ交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け  
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  アーム動作点検、調整
  24時間以上のエージング後、動作確認

FGコイルからの信号を増幅するアンプの出力が殆ど無くなり、サーボ回路が正常に動作していませんでした。
オーバーホールを実施した事により、FG信号が正常に増幅されるようになり、各回路が正常動作する様になりました。

電解コンデンサの液漏れにより、回路パターンの腐食が進んでいる箇所が有りました。腐食部分を削り取ると回路パターンが無くなってしまいましたので、ジャンパー線にて修復しています。

部品交換時に気がついていたのですが、サーボ調整用の半固定抵抗器が回しきり状態になっていました。
部品交換、半田付け修正を行った後、仮組立を行って動作確認を行います。サーボは掛かり定速回転していますが、やはりサーボの調整が半固定抵抗器の調整範囲で規格に入りません。このままではお客様にお返し出来ませんので、トラブルシューティングに入ります。
FG信号から波形整形されたサーボ用の信号レベルが、定格の半分しか有りません。
リミッタ用に定電圧ダイオードが使用されていますので、この部品を取り外しチェッカーにて確認しますが、全く問題は有りません。ただ、どう考えてもこのダイオードが悪さをしていますので、新品と交換した所、信号レベルが定格に戻り、調整も規格に合致しました。
部品の半殺し状態だったのでしょう。
ただ、気になるのは、回路基板に修理の跡が無い事です。普通に考えると、工場出荷状態から回路基板に何も手が加えられていない状態で、当店に入荷したと思われます。
生産ラインで不具合を治さずにそのまま出荷する事は、普通に考えると有り得ません。オーナー様がご使用中にサーボの不具合が発生し、修理に出した所、修理者がこの半固定抵抗器を回したら定速回転したので、それ以上の追求はしないでオーナー様に返却したのだと思われます。要するに手抜き修理ですね。
ただ、これは私の推測です。

オーバーホールを実施した事で、この製品の性能を長期間安定して引き出す事が出来ます。製品を活かすも殺すも、オーナー様次第です。

当店ではSL-01の安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SL-01が故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話は対応できない時が多いので、メールにてご連絡を頂ければと思います。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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