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Technics (テクニクス) SP-10mk3 修理・オーバーホール S:DK2623E008


Technics (テクニクス) SP-10mk3の修理にてお預かりしました。

症状
・電源入らず

所見
・制御用電源回路のダイオードブリッジショートによるヒューズ切れ
・スピンドル下部摩耗
・各電子部品劣化

処置
・スピンドル下部及び側面研磨
・電源・オペレーション回路基板、コントロール回路基板回路パターン修正3箇所
・ピッチコントロール表示LED交換
・コントロールユニット側各操作スイッチ全数交換
・オーバーホール
  電解コンデンサ全数交換
  高分子電解コンデンサ全数フィルムコンデンサに交換
  無極性電解コンデンサ1部フィルムコンデンサに交換
  フィルムコンデンサ全数交換
  制御回路用電源回路のダイオードブリッジ交換
  機械ブレーキ、ストロボ用電源トランジスタをヒートシンクに移設、交換
  電源用3端子レギュレータ全数交換
  調整用半固定抵抗器全数交換
  ヒューズ全数交換
  リードリレーを電子リレーに交換
  各回路基板半田付け全箇所吸い取り、再半田付け
  各回路基板クリーニング、防湿コーティング
  機構部クリーニング、注油、グリスアップ
  電気調整、機械調整
  24時間以上のエージング後動作確認

制御回路用電源回路のダイオードブリッジのショートにより、過電流となってヒューズが溶断し、電源が入らない状況でした。
通常オーバーホールメニューの交換対象部品になっていますので、オーバーホール時に該当ダイオードブリッジを交換しています。

オーバーホール作業実施中に、コントロール回路基板のひび割れが確認され、回路パターンに影響が及びそうでしたので、回路パターンの修正を行っています。また、電源・オペレーション回路基板上の裏付け電解コンデンサからの液漏れにより、回路パターンの変色が確認できました。回路パターンの研磨を行った後、半田にてパターン修正を行っています。
回路基板のひび割れ部分です。

回路パターン修正後です。
上が回路基板のひび割れ部分、下が電源・オペレーション回路基板上の裏付け電解コンデンサからの液漏れ部分です。

スピンドルの先端に異常摩耗が発生していました。また、側面にも薄い傷が入っています。


先端部、側面共に研磨を実施し、問題の無いレベルの仕上げています。


側面の傷は、軽くこすった様な状態でしたが、このまま放っておくと傷が深くなる可能性が有りますので、早めに研磨を実施しています。

ピッチコントロール表示用の7セグメントLEDの一部が点灯していなかった為、同LEDを中古品と交換しています。

コントロールユニット側各操作スイッチに接触不良が確認された為、このスイッチを全数交換しています。

これは驚いたのですが、最終仕上げ中にプラッタより水分と思われる液体が、バランス調整用の穴から染み出て来ました。液体が流入した理由は不明ですが、一晩中、プラッタを縦に置いて、当穴から流しだしています。これにより、回転ムラが0.008%程度に落ち着いています。
少し見難いですが、プラッタを立てた状態です。バランス調整穴から液体が漏れているのがお分かりかと思います。1度抜いた後ですので量は少ないですが、全部でお猪口半分程度の量かと思います。

メンテナンス実施中に若干Wow/Flutterが通常よりも悪い状況でした。悪いと行っても、0.01%前後ですから、規格には入っているのですが、この製品の平均値は、0.008%(33rpm時)程度ですから、少し気になっていました。この液体が悪さをしていたのだと思います。

今回のメンテナンスにて、今後長期間安定してこの製品の性能を発揮するでしょう。

当店ではSP-10シリーズの安定したメンテナンスができるように、部品関係は常にストックしておりますので、SP-10シリーズが故障してお困りの方やどうも調子が悪いとお感じの方、今後長期間ご使用されたい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

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商品の修理のお問い合せは下記までご連絡下さい。
電話:0863-53-9922
メール:vintageaudio@csis.jp
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