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SP-10シリーズ

  • 2010-03-01 (月) 14:38

SP-10(1970年)
Technics(テクニクス) SP-10

テクニクス技術陣が世界に先駆けて開発したダイレクトドライブ(直接駆動)方式のターンテーブル。ダイレクトドライブ方式では、モータ自身がレコードと同じ速度で回転するため、ベルトやアイドラなどの減速機構が全くありません。これにより、減速機構が原因で発生していた機械振動を皆無にしています。ターンテーブルには重量2.8kg、慣性質量330kg・cm2のものを採用しており、一品一品厳密にダイナミックバランス調整がされています。

SP-10mk2(1975年)
Technics(テクニクス) SP-10mk2(A)

SP-10開発以来蓄積した技術とノウハウを全て投入し、性能比較の基準となる標準原器を目指して開発されたDDターンテーブル。位相制御に水晶発振器を採用し、回転数偏差±0.002%を実現しています。これにより30分のLP演奏後の誤差が±0.036秒という、人間の検知限を超えた値を達成しています。6kg・cmの起動トルクにより、直径32cm、自重3kg、慣性質量380kg・cm2のターンテーブルが、回転角度25゜、わずか0.25秒で正常回転に達します。メカニカルなブレーキと逆回転の駆動回路を瞬間的に動作させる電子ブレーキを併用することで、ターンテーブルを回転角度30゜、0.3秒で停止させています。また、この駆動回路を速度切換えにも動作させ、動作した瞬間に定格速度切換えを可能にしています。針圧1kgでも回転速度が変化しない、強力な負荷変動トルクを実現しています。ストロボスコープ用ネオン管点灯にも水晶発振器を内蔵しており、従来なら回転数ごと、電源周波数ごとに必要であった縞目は1列になり、極めて精度の高い回転速度の検出を可能にしています。

SP-10mk2A
名器SP-10mk2をベースにグレードアップを図ったクォーツD.D.ターンテーブル。SP-10mk2の電気回路を全てIC化しています。また、一体構造D.D.、全周検出F.G.にクォーツ制御を導入し、回転数偏差±0.001%以内を実現しています。電子ブレーキとメカニカルブレーキを併用することで、殆どショック音なく、0.3秒で瞬時停止します。

SP-10mk3(1981年発売)
Technics(テクニクス) SP-10mk3

テクニクスが持てるプレイヤー技術の全てを駆使して完成させた最高級クォーツシンセサイザDDターンテーブル。世界でも屈指のトルクを持つカッティングレース駆動装置テクニクスSP-02のモータをベースに開発した、超低速電子整流子ブラシレスDCモーターを採用しており、民生用機器としてはテクニクス最大の16kg・cmという巨大な起動トルクを実現しています。この値はSP-10mk2の2.5倍強にもなり、10kgという超重量級ターンテーブルを0.25秒、回転角30゜で定速回転させます。

停止機構にはメカニカルブレーキと逆回転の駆動回路を瞬間的に作動させる電子ブレーキを併用しています。これにより10kgの超重量級ターンテーブルを 0.3秒で停止させることが可能となっており、さらにメカニカルブレーキと電子ブレーキの併用により、瞬間停止させても殆どショック音がありません。また、速度切換えの際も低速から高速には巨大な起動トルクにより、高速から低速には電子ブレーキ駆動回路を動作させることにより、瞬時切換えを可能にしています。さらに停止中はメカニカルブレーキを半ブレーキの状態に維持し、不必要なターンテーブルの動きを制動することで、針先の保護や厳密なレコード演奏時の頭出しを可能にしています。

SP-10mk3には一流品として選りすぐられた部品を採用しています。特にターンテーブルは、アルミダイカストターンテーブルに15mm厚銅合金ターンテーブルを組合わせた2層構造とし、重量10kg、1.1ton・cm2という超弩級の慣性質量を実現しています。これにより、10kg・cm以内の定負荷に対しては回転速度の変化がありません。例えば針圧2gで30cmレコードの外周部をトレースした場合の制動トルクは約10g・cmに相当するため、針圧2gなら100本のアームで同時演奏しても回転速度偏差0%が可能です。

回転性能を向上するため、モーターのローターマグネットをターンテーブルと一体化した独自の一体構造DDを採用しており、ケース・モーター・ターンテーブルの積み重ねがなく、精度の高い構造となっています。また、ターンテーブルも巨大な慣性質量を持つため、安定した回転特性を得ています。このメカニカルな精度に加え、回転数検出には独自の全周検出FGを採用しています。一点検出法と異なり、検出コイルをロータ全周に分布させてあるため、極めて高精度なFG検出信号が得られる方式となっています。ここで検出されたFG信号と基準信号との位相差を位相制御回路が検知し正回転に制御しており、この際の基準信号発生用にはクォーツ発振器を採用しています。これによりワウ・フラッタ0.015%という際立った回転性能と、回転数偏差±0.001%以内という人間の検知眼を超えた精度を実現しています。

キャビネットには、高精度亜鉛ダイカスト及びアルミダイカストを採用しており、底ベースには棒新特性に優れた独自の音響素材TNRCを採用するなど、伝統の無振動・無共振思想を徹底し、優れたSN比を実現しています。クォーツ制御による極めて精緻な回転を実現し、さらにピッチコントロールも可能なクォーツシンセサイザ方式を採用しています。これにより、人間の検知眼以下の0.1%という変化量で、定速回転±9.9%までの広い範囲にわたって調節が可能です。調節は33 1/3、45、78.26rpmの各スピードで199通り、合計597通りのクォーツロックピッチが得られます。ピッチ調整ボタンは付属のコントロールユニットに設けられており、ワンプッシュ0.1%刻みで微調が行えます。また、ピッチ可変時にもクリアボタンを押せば瞬時に0%に復帰します。さらに、任意の回転数でピッチロックボタンを押せば回転数はロックされ、pitch lockの文字が点灯します。この状態のときには、他のどのボタンを押しても回転数の変化がありません。なお、ストロボは定速回転中は黄緑色で停止して見えますが、ピッチ可変時はストロボが赤橙色で動いて見えます。電源のon/offをはじめとして、ターンテーブルのスタート/ストップ、回転数の設定、ピッチコントロールの全ての操作がコントロールユニットで行えます。回転数とピッチ調整量表示には視認性に優れたLEDを採用しており、スモークのアクリルパネルカバーと相まって、鮮明なデジタル表示を可能にしています。

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